中医学

健康の秘訣 八つの解毒時間

2015/11/02 07:00

 人体は絶えず老廃物や体に有害な毒素を分泌しています。空気中や水中の汚染物質、そして残留農薬によって健康が絶えず脅かされています。解毒作用が滞るとそれらの毒素が体内に蓄積され、様々な病に侵されかねません。

 中国古来の医学に伝わる十二刻(一刻は約二時間、一日は十二刻)の養生法によれば、一日には八つの解毒時間が存在しています。この解毒時間中に解毒がスムーズにいくよう工夫することで、効率よく健康な体を手に入れることができます。

午前5時から午前7時:大腸の解毒時間

 大腸に毒素が蓄積されると皮膚にシミができやすくなり、直腸がんになる確率が高くなります。この時間帯に排便することで、大腸は効率よく解毒と修復を行うことができます。

午前7時から午前9時:胃の解毒時間

 胃は人体最大の消化器官であり、食べ物を蓄え、輸送し、そして消化する機能があります。最も効果的な解毒法はしゃがんだ姿勢で腹式呼吸をすることです。このようにすることで胃の血液循環を促進させることができ、新陳代謝を速め、胃の消化能力を高めることができます。

午前11時から午後1時:心臓の解毒時間

 昼食時には、心臓の栄養となるものを食べましょう。この時間帯は心臓の心拍数が最大になるとも言われているので、軽い昼寝を取ると解毒効果はさらに高まります。

午後1時から午後5時:小腸、膀胱の解毒時間

 この時間帯に軽く運動することで小腸を刺激し、蠕動(ぜんどう)を促進させることができます。また、水を適量飲むことにより膀胱の解毒を促進できます。体内の水分が足りないと小腸の蠕動が遅くなり、その機能に支障をきたしてしまいます。

午後5時から午後7時:腎臓の解毒時間

 腎臓には毒素がたまりやすく、疲弊したり水ぶくれができたりしやすい場所です。帰宅時間に当たるため、ジョギングや早歩きをしたりするといいでしょう。また、軽く腰をひねるストレッチをすることで腎臓の解毒を促進させることができます。夕食時には木くらげや昆布をメニューに加えると、解毒の機能を補う効果があります。

午後7時から9時:心嚢(しんのう)の解毒時間

 この時間帯は血液循環が最も激しい時であり、「のぼせ」があるとなかなか眠れず、むせたり、痛んだりすることもあります。心包経をマッサージすることで解毒し、心臓の血液供給能力と脳の血液循環を促進することができます。中指にある心包経に対応する部分をマッサージすることでも同様の効果が得られます。

午後9時から午後11時:リンパ系と内分泌系の解毒時間

 この時間はリンパ系と内分泌系の解毒時間です。リラックスし、心をゆったりとさせましょう。頸部や腋の極泉穴をマッサージすると、リンパ系の解毒に役立ちます。

午後11時から午前5時:胆嚢、肝臓、肺の解毒時間

 胆嚢、肝臓、肺の解毒には良好な睡眠状態が必要です。遅くとも夜の11時には就寝しましょう。夜の11時から午前2時までは、人体の解毒に最適な時間です。

(翻訳編集・文亮)

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