ハリウッド俳優も 中国が入国拒否する「好まれざる人物」たち

2015/12/19 13:42

 ミス・ワールド2015のカナダ代表アナスタシア・リンさんは、中国の人権問題について公の場で批判したことで中国への入国を拒否され、海南島で開かれる世界大会決勝に参加することができなかった。カナダ現地の報道は、中国当局はリンさんを「好ましくない人物(ペルソナ・ノン・グラータ)」と定めたと伝えた。過去にも、中国当局は政治的・社会的な「敏感」話題に触れた海外スターの入国を拒否している。

 その1人がブラッド・ピット。彼は1997年に主演した『セブン・イヤーズ・イン・チベット』で、若きダライ・ラマ14世と交流するオーストリアの登山家を演じた。当映画は、中国軍がチベット族に暴行するシーンが含まれるとして、中国で公開されなかった。ブラット・ピットは「好ましくない人物」として十年以上中国への入国を拒否されている。

 同年、ダライ・ラマ14世の人生を取り上げた映画『クンドゥン』を作ったマーティン・スコセッシ監督も入国禁止となった。

 ハリウッド界の大物であるリチャード・ギアとハリソン・フォードも、チベット問題への批判で中国に入国を拒否されている。2011年にアメリカで開催された「アジアの宗教・民主主義・人権」がテーマの公聴会で、両氏は同問題で証言台に立ち、チベット問題に注目を寄せるよう呼びかけた。

 アーティストのビョークは2008年、上海公演中に、当局の許可を得ていない独立を躍起する楽曲を歌い、「チベット!チベット!」と連呼した。中国当局はビョークを入国禁止を通告した。この事例を重くみた中国当局は、海外アーティスト公演の検閲を強化した。

 ほかにも、中国側の「不測の理由」で公演が直前キャンセルとなった音楽バンドはボン・ジョヴィ、マルーン5など。

 米国の人気歌手、テイラー・スウィフトの2014年発売のアルバム「1989」は、中国で六四天安門事件を連想させるとして、発売前は、関連製品の制限があるのではないかと、米メディアが伝えた。アルバムのジャケットには「T・S」の文字が描かれている。同氏のイニシャルだが、天安門広場(Tiananmen Square)を思わせる。実際に制限があったかどうかは不明。

 その他に俳優クリスチャン・ベール氏も、人権活動家・陳光誠氏を支援したことで入国禁止となっている。

(翻訳編集・山本アキ)

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