国営備北丘陵公園 ウインターイルミネーション 2015-2016

広島県庄原市にある国営備北丘陵公園は全国で11番目、中国地方では初の国営公園である。340ヘクタールの敷地内には売店・食堂などがある「中の広場」、古民家や田畑など懐かしい中国山地の故郷の景観が再現された「ひばの里」、春から秋にかけてたくさんの花が咲き競う「花の広場」、その他にも大自然の中で思い切り楽しむ事のできるコースや広場がある。

今年のテーマは「Smile」。「中の広場」、「ひばの里」、「大芝生広場」の3箇所にイルミネーションが施されており、丘陵のなだらかな地形全体が70万球の暖かい光で包まれている。毎日17時30分に園内にいる観覧者と共に点灯カウントダウンが行われ、まるで夜空から星が降りそそぐように冬の公園が光の森へと変身する。

(こずえ撮影)
(こずえ撮影)

メイン会場の「中の広場」の水辺と森は、幻想的なメルヘンの世界へと誘ってくれる。中でもシンボルツリーは、園内に流れてくるクリスマスソングと連動して、光が点滅し色が変わる。

その隣のエリアにある、「ひばの里」では和の灯りでしっとりとした温かいイルミネーションを楽しむことができる。

(こずえ撮影)
(こずえ撮影)
(こずえ撮影)

 

(こずえ撮影)

水を張った田には冬桜をイメージしたイルミネーションが映しだされ、側の古民家では、糸紡ぎ・機織りの様子が影絵で表現されている。「こんばんは」と声をかけると手を振ってくれる。

また「花咲かじいさん」の各場面を切り絵で模ったものや、かぐや姫を思わせるライトアップが施され、和傘による暖かい灯りが表現されている。

(こずえ撮影)
(こずえ撮影)

「大芝生広場」では、「フレッシュクリスマスツリーの森」をテーマに、地元の子供たちがハンドメイドのオーナメントを飾り付けた約100本のツリーが並んでいる。暗闇の中から「ママ見て、これ僕が飾ったツリーだよ」と幼子の声が聞こえた。静かな空間に、統一感のあるカラーのイルミネーションが沢山並んでおり、シンプルだがホッとする空間を楽しむことができる。

開催日:  15年11月14日~16年1月11日 17時30分~21時(入場は20時まで)

期間中休園日:    15年12月31日、16年1月1日、4日

アクセス

自動車:  中国自動車道庄原ICから5分(北入口)10分(中入口) 松江自動車道三次東IC・JCTから15分(中入口)

電車: JR芸備線七塚駅から徒歩約20分

入園料: 大人410円、小中学生80円/駐車場:普通・軽310円、二輪100円

(こずえ)