香港「ワクチン不足」 中国本土からの接種者多数で

2016/01/18 02:46

 本土から香港へ、多くの中国人が予防接種を受けに来ている。そのため香港ではワクチンが在庫不足になるという事態が発生している。

 2015年半ばから、香港の病院で「5種混合ワクチン」が不足し始めた。原因は、中国本土から多くの人が香港で予防接種を受けに来ているからだ。

 また、小児用肺炎球菌ワクチン「プレベナー13」の中国での使用許可の期限が過ぎており、新しい申請がまだ承認されていないため、現段階で供給できないというのも大きな要因となっている。

 香港家庭医学専門家の朱偉星医師によると、香港の混合ワクチンの入荷量は700万人の人口を参考にしている。予防接種のために中国本土からどれだけの人が香港へ来るかは、予想が困難であるという。

 子宮頸ガンの予防をする「HPVワクチン」も、中国本土でまだ使用許可が下りていないため、多くの若い女性は香港で予防接種を受けている。

 現在、中国の保険業者は、香港での予防接種を大規模に宣伝しており、中国本土では新たに「ワクチン産業」が流行り始めている。

 中国国内メディアによると、近年、中国本土では偽ワクチンや期限切れワクチンが出回っており、幼児の予防接種による死亡事故が相次いで起きている。

 2015年11月、北京市の生後2カ月の新生児が、予防接種を受けた次の日に亡くなった。

 2014年6月、河南省周口市の生後3カ月の新生児は予防接種を受けた後、体温が上昇した。命に別状はないものの、他の幼児に比べて発達にかなりの遅れが見られた。後の調査で、予防接種に使われたワクチンは期限が半年以上過ぎていた。その他360人以上の幼児に期限切れのワクチンが使用されていたことが明らかになった。

 (翻訳編集・山本アキ)

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