エイプリルフールの傑作に新華社のコメント

2016/04/05
更新: 2016/04/05

中国国営の新華社通信は4月1日に、「エイプリルフール」は西洋の風習で中国の社会主義価値観に合わないから、便乗して参加せず「嘘をつかない、伝え広げない、惑わされない」ように呼びかけた。この発信は、多数のメディアとネットユーザーの笑いを誘い、今年のエイプリルフールジョークの「傑作」に選ばれた。

新華社はミニブログを通じて、「エイプリルフールは中国文化や社会主義の核心的価値に合わない。うわさ話を信じない、デマを拡散しないように」と記した。

英紙ガーディアンは、中国の民衆は真面目に受け取っているかもしれないが、新華社はブラックユーモアとしてエイプリルフールに参加しているとコメント。新華社の発信を2016年エイプリルフールのベストジョークの一つに選んだ。米紙ニューヨーク・タイムズも「新華社のエイプリルフール評論は国民を笑わせた」と報道した。

中国のミニブログ微博で、334万人のフォロワーを抱える深センの実業家・ロン文祥氏は、今年の最も印象深いエイプリルフールのジョークに「新華社いわく、社会主義の価値観に合わないので、エイプリルフールを楽しんではいけない」を挙げた。

ネットユーザーも、「中国はエイプリルフールを設ける必要は全くない。国営メディアは毎日エイプリルフール騒ぎをやっているから」「西洋諸国にとってエイプリルフールはこの日が過ぎれば終わりだが、中国では年中エイプリルフールだ」とからかいが相次いだ。

(翻訳編集・佐渡道代)

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