【本音を生きる】 ほめ育財団 代表理事 原 邦雄さん(下)「人はほめられるために生まれてきた」

2016/06/24 00:00

 【本音を生きる】(上)の続き

 プラス思考100% の「ほめ育」

 原さんは5年前に独立し、今はセミナーやコンサルタントで多忙な毎日を過ごす。

 — 「ほめ育」についてご説明いただけますか。

 「ほめ育」では、「人間として生まれたこと」は長所であり、ここで互いが出逢えたことの素晴らしさを認めてもらいます。 家族も仕事も仲間も素晴らしい出逢いです。短所ばかりを指摘され、長所を伸ばす環境にいなかった人も、それは本人のせいではありません。今から元気になる種を植えていけばいいんです。元気のない子を元気にする。勇気のない子に勇気を与える。「自分のことが信じられないのなら、僕があなたを信じ切る」と言い放っています。

 — 「ほめ育」はプラス思考のみで「いじめ」とは正反対ですね。

 その通りです。「いじめ」は大人がどういう言葉を子供に発しているか、また子供にどう伝わっているかという環境からくるものだと思います。

 — 自分の発する言葉に責任を持つ必要がありますね。

 そうですね。全面的に否定するのでなく、90%の良くないものは無視して、10%の良いものを育んでいく。暗い情報は脳みそには「要らない」。悪の存在は否定していく。

 — 「ほめ育」をどんな姿勢で促進していらっしゃるのですか?

「ほめて育てる」なんて、甘いこと言って、という方もいる。それでもいいんです。共鳴してくれる方と一緒にやって行きましょう。気持ちでもいいし、その人のできる限りのことをやったらいいと思うんです。文句ばかり言って何もしない人間が多すぎます。子供達の未来のためにどういったことをやっていますか、とみんなに投げかけて一緒につないでいきます。

 — 「ほめ育財団」の具体的な活動を教えていただけますか。

 今、「ほめて育てる」ことを、日本の子供たちにも広げていっています。保育園とか幼稚園とかママたちに。

 — どういう形で広げているのですか?

 講演と書籍ですね。これまではビジネスの本を三冊だしましたが、これから一般向けの本を出していきます。

 「ほめ育財団」は、寄付金を子供の教育に使います。子供たちに勇気や元気を与え、未来につながるような絵本を読んでもらう。

 「人はほめられるために生まれてきた」という真理に気付いた人間は世界中に広めなければいけない。70億人に。196カ国に。これが自分のすることなんです。夢とかでなく、タスクなんです。ただ淡々としてやるだけです。

 「人間、皆、使命を持って生まれてきている。先祖とか神様が『やりなさい』『期待してるよ』とか言って見守っている。これまでは、自分の道を自分で選んできたと思っていましたが、実はもっと大きいものに選ばされたということに気づきました。

 先輩、先祖に支えてもらい、自分がこのためにあるということもバチっと決まったので、後はやってやろうと思っています。そして次の世代にバトンをバシーンと渡したい。

 — 未来の子供がなければ人類に未来はありません。大切なことですね。今日はお忙しい中、本当にありがとうございました。

 記者ノート:とても穏やかな口調で、 物事の悪いところに目を向けずに良いところに目を向けるよう、根気よく語っていただいた。ヨットのようにアメリカ、台湾、ヨーロッパの風をうまくつかんでいきたいという言葉も印象に残った。日本をルーツに世界を元気にしていく発信者として、今後のご活躍を応援したい。            

 (聞き手/文: 鶴田ゆかり)

 

 

 

 

 

 

 

 

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