神韻交響楽団音楽家

心の扉を開けて 神韻交響楽団バイオリンソリスト、鄭媛慧さん

2016/06/20 17:45

 2015年に催された神韻交響楽団のコンサートツーアで、バイオリン奏者、鄭媛慧さんは同交響楽団の演奏をバックにサラサーテ作曲の難曲、ツィゴイネルワイゼンを熱演した。リハーサルの慌ただしい時間の合間を縫って、快く取材に応じてくれた鄭さん。謙虚で物静かな彼女が音楽に込める思いとは。

―バイオリンを始めたのは何歳ですか?またそのきっかけは?

 まず、三歳の時にピアノを習い始めましたが、あまり上手にはなりませんでした。私の父がバイオリニストでしたので、私にもバイオリンをやらせたいと考えていたようです。五歳になり、ピアノからバイオリンに転向してからは順風満帆で、それ以降は私の人生はずっとバイオリンと共にあります。

 小さい頃から演奏技術は高かったと思います。大人でも演奏できないような高度な技法を、バイオリンを始めてわずか二年でマスターしました。法輪功の修練が私の大きな支えとなっていると思いますね。自分の行動の全てを「真、善、忍」に基づいて行い、さまざまな雑念を捨て去ることで、何をするにも穏やかな心で、全力を注ぐことができます。

 修練したことのない人は「書痴者文必工、芸痴者技必良(訳注;清代の書物『聊斎志異』の一節で「読書好きな人は優れた文章を書き、芸術に夢中になる人は優れた技術を身につける」という意味)などと言い、それは厳しい練習を積むことだけを通して自分と芸術とをつなぐといった意味だと思いますが、私自身は、芸術とは神から授かったものだと思っています。自らの道徳境地が一定のレベルに達したとき、どんな職業であっても、技術の向上は神の助けによるものだと実感することができるでしょう。

 私は小学三年生から法輪功を学び始め、その後成績は急上昇しましたし、バイオリンも著しく上達しました。音楽教師たちはみな、私には特別な才能があると言いました。人はよくそれを「天賦の才」と言ったりします。もちろんその通りなのですが、私は法輪功の修練を行っている最中に、その天からの恩恵を常に感じ取ることができます。

―あなたの考える一番好ましい演奏とはどんなものですか?

 私は、自分と音楽とが、なにか特別な関係で結ばれているといつも感じています。子供のころ、気分が落ち込んだ時でも音楽を聞けば元気が湧いてきたものです。私の考える最も素晴らしい音楽とは、卓越した技術をそなえ正確に演奏できるだけでなく、演奏者の感情が充分に表現され、聴衆の心の琴線に触れるような演奏のことです。ですから、演奏家は自分の心の窓を開き、数千人の観客に向けて心の奥底から沸き起こる感情をさらけ出すことが必要だと思っています。ということは演奏者の誠意とか、まごころといったものがとても重要なわけですね。

―カーネギーホールで演奏されたときの感想は?

 カーネギーホールで演奏するということが、音楽家にとって相当なプレッシャーになるのは事実です。 ですが実のところ、私はどこで誰のために演奏しようと、あまり違いを感じません。カーネギーホールであっても、家族や友人の集まりであっても、一番大切なことは私の音楽を聴いてくれる人との間につながりを築き上げること。私の心のなかの善意を聴く人に届けられたと感じられる演奏会は最高です。

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