<コラム>

台湾人の驚き!コウさんのニッポン発見 スマホ代金節約術~日本の格安SIM 

【新連載】私は結婚を機に来日しました。日本に来て1年になります。日本に来て台湾との違いに驚いたことを中心に、紹介していきたいと思います。


私が日本に来てびっくりしたことは、日本には「格安SIM」がたくさんあることです。「格安SIM」はどんなものか知っていますか? 昨年の秋に、「携帯電話料金値下げタスクフォース」が実施されてから、家電量販店での「格安SIM」の取り扱いが増えてきました。そのほとんどはdocomo回線を使用したもので、通話とインターネットを低料金で使用することができます。

ドコモなどの大手キャリアスマートフォンを契約した場合、契約内容によって異なりますが、毎月の支払い額は6000円から10000円で、2年の縛りがあります。「格安SIM」を利用した場合は、月の支払い額は半額になり、各会社で最低利用期間が設定されていますが、2年という長い縛りはありません。大手キャリアを利用するよりも、月の料金も半額になり、最低利用期間を過ぎればいつ解約しても解約手数料もかからないので、大幅な節約になりますね。

台湾では「格安SIM」はありません。中華電信、台灣大哥大、遠傳電信という通信会社の直営店があり、直営店でスマートフォン本体を購入し、SIMカードを契約します。毎月の支払いは1500元(約5000円)からで、日本で利用する場合とあまり変わりません。台湾人の平均月収は3万元(10万円)から4万元(13万円)と言われていますから、台湾でも日本のような「格安SIM」が出てくれば、大人気になるかもしれないですね。

 

*プロフィール

台湾の大学・大学院の日本語学科で日本語の研鑽を積む。台湾にて10年間、大学日本語学科、語学学校で日本語教師を務め、日本語能力試験、日常会話、ビジネス会話などを教える。

(文・コウ)