風邪対策

温かい体温を保ち、ウイルスに打ち勝つ=米研究

最新の研究によって、ウイルスは比較的低い体温での繁殖を好み、高い体温の中では全滅することがわかった。米イエール大学の研究者は対比実験法で、保温を重視した高い体温の体内では、寒さを好むウィルスを予防・阻止する効果があることを証明した。米イエール・ニュースが11日に伝えた。

報道によると、イエール大学免疫学教授・岩崎明子氏は、ウイルスに感染した患者の呼吸道の細胞を使って、37℃と33℃の異なる温度の下での抗ウイルス物質機能の分泌と細胞の中でのウイルスの複製情況を測定した。

その結果、ウイルスは33℃の温度の下では迅速に繁殖したが、37℃の下ではすぐさま死亡し、繁殖することはなかった。

岩崎教授は数学の方式を使って、温かい体温が急速にウイルス細胞を殺すことができるだけでなく、最大限に体内の酵素の力を強化させて、ウイルスを壊滅・防御することができることを証明した。

  「全て(免疫機能)は37℃で更に理想的になる」「この発見は将来、風邪の予防に新たな選択肢を提供できるだろう」と岩崎教授は話した。

(翻訳編集・山本アキ)