法輪功迫害

18年離れ離れの父娘、中国税関でパスポート切り刻まれ 父出国できず

2016/08/12 23:23

​ 18年ぶりの帰郷 でも我が家には行けず​

 「父が安全でいられる保証はどこにもないのです」。暁丹さんは、出国が失敗した後の父親の身を案じている。

 今回の北京行きで、暁丹さんは18年ぶりの帰郷したが、自宅を訪ねてはいない。警察の監視・尾行を避けるため、いつも父親とは別の場所で会っていた。

 「父は釈放後も2年間にわたり、24時間の監視下に置かれていました。何をするにも保安当局2人が常時張り付いていて、牢獄での生活と何ら変わりはなかったのです。これで自由な一市民と言えるでしょうか」。

 20~30人の警官が押し寄せる その後は尾行

押しかけてきた警官(暁丹さん提供)

 夫婦と父親が知人宅で広東省で出国準備をしている間、ある日夜中に20~30人もの警察が書類を見せろと部屋の扉を叩き続けた。扉を開けず、米国領事館へ救助を求める電話を掛けた。その後、3人は私服警察から毎日尾行されるようになった。

 「街を歩いていると、見知らぬ人から写真を撮られるのです。彼らはみな、全く同じ携帯電話を持っていました。車で尾行されたこともあります。こんなことが数日間続きました。合わせて数十人もの私服警察が私たちに張り付いていたのではないでしょうか」。

 「助けてくれない警察」 米国人、中国国内の迫害を肌身で感じる 

 暁丹さんの夫でアメリカ人のジェフさんは、法輪功学習者が中国で弾圧迫害されているという話は長年よく耳にしていたが、実際に体験すると驚きを禁じ得ないと語っている。

 「米国では、もし何か危険な目に遭ったときには警察を呼びます。ですが中国では警察に頼れない。私たちが最も会いたくない者だからです」。

 「(監視・盗聴されているから)電話も掛けられないし、私は部屋にぽつんと一人きりで、誰にも助けを求めることができないことに、深い悲しみを覚えました。ですが、私たちが直面している困難は、中国全土の法輪功学習者が日々経験していることでもあるのです。しかも、私たちより百倍も千倍も深刻な状況です」。

 夫妻は、父親を救うためにこれからも最大限の努力を続けるという。暁丹さんは、「今回の事件で、父のことを世界中の人に知ってもらうことを改めて心に決めました。父を救出することができるまで、各級の政府にも呼びかけるとともに、マスコミ各社にも事件を報道するよう要請し続けます」と述べた。

 ジェフさんは、米政府に対し、義父の出国が阻止されたことを重く見るよう要請し、中国政府に対しては、義父のパスポートを再発行して米国まで安全に到着させるよう訴えるという。

(翻訳編集・島津彰浩)

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