現代生活ではもはやインターネットとは切っても切れない関係になっています。小学校でもパソコンを使うようになってきているし、年配者用の携帯電話や宅配用の簡単操作インターネット注文まで、田舎でさえ各家にパソコンを置いているほどになっています。さて、家の中を掃除するときにテーブルや椅子、テレビをも拭いたりしますが、毎日使うパソコンを今まで何回掃除しましたか?

アメリカでITのトレーニングを行うサイトの運営者・オレゴン州CBT Nuggets社は最近、オフィスで使用される常備品を対象にどれが最もバイ菌が多く付着しているかについての調査を行いました。すると、異なる入り口を出入りする時に使うIDカードが最も汚くて、2.54平方センチメートルのスペース(ペットボトルのキャップと同じくらいの大きさ)だけでも462万個のバイ菌が着いていると報告されました。

IDカードに次いで、パソコンキーボード(約354万個)、電話(160万個)、マウス(137万個)、タッチパッド(810個)の順になっています。我々が日常生活の中で思われている最も汚い便座でも172個のバイ菌しか付着していないのに比べて、パソコン周辺機器は恐ろしいほど汚いことがよくわかります。

ちなみに、子どもたちがよく遊ぶ玩具から約2万個のバイ菌が検出されて、ペンは51個、水洗トイレのレバーは30個でした。

今回の分析結果から、キーボードに付着しているバイ菌数は便座より2万倍以上多く、マウスの場合は、水洗トイレのレバーより4万5千倍ものバイ菌が温存しているとのことです。中では、取り外すことに戸惑う人が多く、最も掃除しにくい、またはどう掃除すれば良いかがわからないのがキーボードです。それでは、ここで、キードードの簡単な掃除法をご紹介しましょう。

 

*一般のデスクトップ用キーボード

用意する道具:

ブラシ(毛の長いものがベター)

サイバークリーン(Cyber Clean/パソコン・周辺機器のお掃除用スライム)

ダストブロワーまたは、エアダスター(Dust BlowerまたはAir Duster)

キーボードはさほど汚れていなければ、キートップを外さず、直接にダストブロワー(またはエアダスター)の細いノズルをキーボードの底に伸ばしてホコリを吹き出します。次に、ブラシでそのホコリを取ってから、さらに、サイバークリーンでキーボードの表面を押し付け、ホコリ汚れをくっつけて取れば綺麗になります。繰り返して使ったサイバークリーンがひどく汚れたら新しいものに取り換えます。

キーボードがひどく汚れていれば、キートップを外して洗浄する(キートップの外し方はネットを検索すればたくさん出て来ます)。ただし、キートップを戻す際に配列を間違わないために、前もって、全体の写真を撮っておいたほうが良いでしょう。また、横長や縦長のキーの裏にはバランスをとるための針金があるので気を付けましょう。そして、キーボードの下は回路基板になっているので、そこが濡れてしまうと新しいパソコンに買い換えなければならなくなるので、注意しましょう。

ノートパソコンまたはMacのキーボードの場合

用意する道具:

メラスポンジ

タオル

水をつけて軽く絞ったメラミンスポンジでキーボードに付着した汚れをふき取れますが、塗装をしているキードードには適しません。また、元の素材はメラミン樹脂ということで、使用後に固く絞ったタオルで拭くことをお勧めします。そして、有害物質が口に入らないように、最後に手もきちんと洗いましょう。

一方、台湾の消費者基金会と環境保全管理署はかつて、メラミンスポンジ製品は熱、油、酸と接触すると「メラミン」が生じる可能性があり、膀胱や腎臓に異常をきたす原因になると注意を呼びかけました。この種のハイテクスポンジを使う際、40℃以上のお湯を使ってはならず、油と接触することを禁じ、汚れを取った後のものは、再び水拭することを勧めているそうです。

(翻訳編集・豊山)