THE EPOCH TIMES
大紀元コラムニスト 程晓容 

驚きの腐敗実態と大規模デモ多発からみる中国共産党の末路(1)

2016年10月28日 06時00分

 中国共産党第18期中央委員会第6回全体会議(6中会議)の開催直前に、中国国内のテレビでは、中央紀律監督検査委員会(中紀委)が製作した反腐敗キャンペーンドキュメンタリー(全8回)番組、『永遠在路上』(直訳は『永遠に道の途中にある』、反腐敗キャンペーンが終わらないことを意味する)が17日から連続して放送された。番組では、汚職や腐敗で失脚した大物官僚が相次いで出演し、莫大な金額の汚職について「反省」の言葉を口にしている。習近平政権が同番組を通じて、党内に「見せしめ」の狙いがあるとされる。

 その一方で、北京市にある国家信訪局の前だけでなく、各地で毎日各地の政府に、生活問題を解決してもらうように多くの国民が陳情に殺到する様子をよく見かけるようになった。国民は、国民の権利を無視する中国共産党政権への不満と怒りがピークに達している。

 相次ぐ大規模なデモ、国民の怒りが爆発寸前

 このほど10月11日、1万人以上の退役軍人が北京市にある人民解放軍の中枢機関である「八一大楼」を取り囲み、デモを行った。19日、国内26の省から約1万人の民弁教師が国家信訪局と教育部の前で、正規教員資格の認定や社会保障を受けられるようなどを訴えてデモを行った。21日、インターネット上で詐欺にあった被害者200人がまたも国家信訪弁公室の前で抗議活動を行った。

 しかし、共産党政権は国民の死活に関わる陳情を無視するだけでなく、逆に国民を鎮圧の対象としている。中国人権問題情報サイト「六四天網」によると、国内各地の政府当局は、陳情者が北京に入るのを阻止するために、拘禁、監視を行い、さらに強制的に旅行させようとするという。また、北京市にある政府の陳情受付機関の前で、地元政府に派遣された陳情者を阻止して拘禁するための人員が道の両側に立ち、待機しているという。

 これはどのような政府であろうか。国民を何だと思っているだろうか。

 これまで大紀元は、北京市に入り陳情する国民はほとんど、地元政府に陳情しても問題解決してもらえず、やむを得ず政府の中心地である北京でデモを行う人だと報じてきた。以前の報道では、吉林省からのある陳情者は「すべての陳情者は、中国で法律に基づいて陳情を行っても無駄だと分かっている」「共産党には公正のかけらもない」、それでも陳情者がデモを行おうと思ったのは「この機会に政府官員の醜さと中国共産党の腐敗を暴くことにある」と話したことがある。

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