宇宙の構造として考えられている「4次元時空(空間3次元+時間1次元)」を超える「余剰次元」というものが唱えられている。

核分裂実験の際、一部の素粒子がその姿を消したことを発見したハーバード大学の理論物理学者・リサ=ランドール教授は、「5次元時空」の存在に関する仮説を立てた。

「大型ハドロン衝突型加速器 (スイス・ジュネーブ郊外にフランスとの国境をまたいで設置されている世界最大の衝突型円型加速器)」を使用することで、実証の可能性があると教授は述べている。

「5次元時空(他の空間)」―――もし素粒子がその空間へと飛び込んでいったならば、反対の流れ(他の空間から銀河系・太陽系へと「物質」が入り込んでくるという意味)も起こりうるのかもしれない。

(翻訳編集・紫蘇)