息子のために、ここまでできる?頭に手術痕のタトゥーをいれた父親

非常に珍しい脳腫瘍の病気を患い、摘出手術を受けたガブリエル君(Gabriel)。腫瘍はまだ彼の脳に少し残っているものの、今は症状も落ち着いているという。しかし、本人は頭部の傷跡をまるで「化け物みたい」と非常に気にしている。

父親のジョシュ・マーシャルさん(Josh Marshall)は、「とても心が痛みます」と話す。少しでもガブリエル君の助けになればと、彼は大胆なアイデアを思いついた。自分もスキンヘッドにして、ガブリエル君と同じように、頭部に手術痕をタトゥーで入れてしまったのだ。こうすれば、周りからの注目を浴びるのはガブリエル君だけではない。「人々は、私たち二人を見ることになりますから」とマーシャルさんは言う。彼は、ガブリエル君の自信を取り戻したかったのだ。

ガブリエル君と父親のジョシュ・マーシャルさん(Facebookより)

二人の写真は、子供のガンの研究費を集める基金St. Baldrick’s Foundationが主催するイベントに投稿された。父の日を記念にしたこのイベントで、彼は最高のスキンヘッド・パパ(BestBaldDad)に選ばれ、ソーシャル・メディアには多数の応援メッセージが寄せられた。同基金のウェブサイトによると、今年に入ってからすでに4万人の父親や叔父、祖父たちが子供のために頭を剃り、写真を公開したという。

ガブリエル君は父親の頭のタトゥーをとても気に入っており、「まるで双子みたい」と言う。同基金のメディア・マネージャーは、「非常に感動しました」と話している。

同基金のウェブサイトによると、2分に一度の頻度で、子供がガンと診断されている。

2015年3月、6歳の時に手術を受けたガブリエルくん(Facebookより)

 

ベスト・スキンヘッド・パパの賞を受賞した写真 (Facebookより)

(翻訳編集・郭丹丹)