迎春

新年のごあいさつ 大紀元日本

2017/01/01 00:05

 明けましておめでとうございます。

 多難で騒いだ申年が終わり、焦燥感に苛まされるなか、酉年を迎えました。

 昨年は、イギリスのEU離脱やトランプ氏の米次期大統領当選など、予想だにしなかったことが数多く起きました。

 しかし、これらは決して偶発的な出来事ではなく、むしろ古い時代が終わり、新しい時代が始まったことを示す世界の必然的な展開ではないでしょうか。

世界を席巻したグローバル化の終わり 次の段階は

 90年代、ベルリンの壁が崩壊し、東欧の民主化ならびにソ連の社会主義体制の放棄によって、長く続いた東西冷戦が終焉しました。それからグローバル化が進み、30年近く世界を風靡してきました。

 政治・経済、文化など、様々な側面において、従来の国家・地域の垣根を超え、地球規模で資本や情報のやり取りが行われました。国内市場と国際市場の境目はなくなり、労働力も国際的に自由に行き来するようになりました。人類文明の歩みは、未曽有の規模と速度で推し進められ、従来の文明構造も大きく変わりました。

 グローバル化によって、環境破壊や疫病の流行も世界規模になり、先進国の失業や貧富の差もよりいっそう拡大しました。文化の多様性がしだいに失われ、道徳や道義を重んじる伝統的な価値観も風化してきました。

 より深刻なのは、グローバル化という名の下で、中国共産党政権を延命させる機会を与えたことです。中国共産党が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ、欲しいままに)に他を沈黙、妥協させることも、世界は黙認することになりました。すなわち、グローバル化によって、全世界は多大な損害を蒙ったものの、中国共産党はその最大の受益者になったのです。

 この観点からすれば、邪悪な勢力に折れる用具とされるこのグローバル化は、共産主義運動の変異体であったと言っても理に適うようです。

共産主義の変異体 グローバル化 異を唱えだした英米

英国のテリーザ・メイ新首相(Dan Kitwood/Getty Images)
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