トランプ新大統領誕生 9つの歴史的記録とは?

2017/01/26 15:00

 1月20日に米国第45代大統領に就任したニューヨークの不動産王ドナルド・トランプ新大統領。同大統領が米国の歴史に少なくとも9つの記録を樹立したことをご存じだろうか。

その1:米国史上最年長の大統領

 BBC放送が報じたところによると、過去44人の米大統領の平均年齢は55歳。トランプ氏は昨年6月14日に70歳の誕生日を迎えていたため、レーガン大統領を抜いて米国史上最年長の大統領となった。レーガン大統領が1981年に初就任した時の年齢は69歳。

 過去最高齢とはいえ、トランプ氏の主治医は「トランプ氏は米国史上最も健康な大統領だ」と新大統領の健康に太鼓判を押している。

 ちなみに米国史上最年少の大統領は、1901年に就任したセオドア・ルーズベルト大統領で、就任当時わずか42歳だった。

その2:米国史上最も裕福な大統領

 米経済誌フォーブスが推定したトランプ新大統領の個人資産は37億米ドル(約4,190億円)だが、同氏は自身の総資産を100億ドル以上だと認めている。また同紙は以前に、大統領就任後は年40万ドル(約4,300万円)の大統領給与を辞退し、法律で定められた最低年俸である1ドルしか受け取らないと明言している。

 米国では過去にも億万長者が大統領に当選している。米国の初代大統領、ジョージ・ワシントン大統領は大農場主で、同氏が所有していた不動産を現在の価格に直すと5億ドル(約538億円)以上に上るとみられている。

その3:米国史上切っての金持ち政権

米投資家で商務長官に就任したウィルバー・ロス氏(SAUL LOEB/GettyImages)

 

 トランプ氏が人選した内閣をみると、米国史上最も裕福なメンバー構成となっており、まさに「億万長者クラブ」と称するに足る。

 フォーブスの推定によると、商務長官のウィルバー・ロス氏が所有する資産は約29億ドル(約3,285億円)。この額はジョージ・W・ブッシュ大統領が2001年に組閣した時の閣僚全員の総資産の約10倍に匹敵する。当時のメディアはブッシュ大統領の組閣人事を「百万長者クラブ」と称していた。

 またロス氏の補佐官と内定された、米メジャーリーグMLBシカゴ・カブスのオーナーで、米オンライン証券大手のTDアメリトレード・ホールディングスの共同創立者でもあるトッド・リケッツ氏だが、同氏も18億ドル(約2,039億円)の総資産を有している。

 財務長官に就任した元ゴールドマン・サックス幹部のスティーブン・ムニューチン氏の資産について、同誌は少なくとも5億ドル(約566億円)と類推しており、国務長官のエクソンモービル会長兼CEO、レックス・ティラーソン氏の資産も、同誌が公表した財産目録によると5億ドルと見られている。

 米ビジネスメディア「クオーツ」は、トランプ政権メンバー全体の総資産は350億ドル(3兆9,644億円)で、これはボリビアのGDP(国内総生産)を上回っていると「控えめに」報じている。

その4:政治経験の最も乏しい大統領

 これまでに州知事や上下院議員等の政治経験を全く持たないトランプ氏は、過去60年で最も政治経験の乏しい大統領としてすでによく知られている。もっともトランプ大統領自身は、政治経験のないことは財産ではあるが欠点ではないと明言している。これまでの大統領と違い、トランプ氏は「やり手のビジネスマン」。

 過去に存在した政治経験のない大統領と言えば、1953年に就任したドワイト・D・アイゼンハワー大統領。第二次世界大戦中の連合軍遠征軍最高司令官だった。

その5:家族の影響力が強い

1月20日、大統領の就任パレードを見つめる、(左から)トランプ政権の上級顧問に就任する長女の夫ジャレッド・クシュナー、代理ファーストレディーを務めるとされるトランプ氏長女イヴァンカ・トランプ氏、メラニア・トランプ氏(NICHOLAS KAMM/AFP/Getty Images)

 

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