女ひとりで世界一周放浪記 15

世界一周を終えて ~自分の中で変わったこと~

2017年04月24日 07時00分

 皆様、こんにちは。これまで世界一周旅行記の様子をお伝えしてきましたが、遂に1年間の旅を無事に終えて、2月に日本に帰国しました。今回は、1年間の世界一周の総括をしたいと思います。世界を旅したいと考えていらっしゃる方にとって、少しでも参考になるものがあれば幸いです。

 「人生は1度きり。今しかできないことがある」と思い立ち、新卒で入った会社を4年で退職。1年をかけて世界を周遊し、合計29カ国・83都市を訪れました。

 かかった費用の総額

 世界一周でかかった費用は、準備費用と旅期間中の費用を合わせて、総額で230万円です(準備費用55万円+旅中の費用175万円)。私の旅は基本的に節約型で、宿は相部屋にしたり物価が高い国では自炊したりしていました。しかし、時には贅沢をしたり、自分にとって優先順位の高い部分には惜しまずお金を使っていました。私のような旅のスタイルですと、女1人旅1年間で220〜250万円ほど用意すれば、さほどストレスなく旅行が出来ると思います。

 

オーストリア ハルシュタットの絶景(田中美久 撮影)

 持つと便利な物

 持参して特に良かった物は、以下のとおりです。

 1.「モバイルバッテリー」。長距離の移動時・終日出歩く日・停電が頻発するエリアなどで、スマートフォンの充電が切れた際に大活躍しました。

 2.  釣具屋で購入した「折りたたみバケツ」。シャンプーやリンスなどを入れてお風呂セットとして使いました。

 3. コストパフォーマンスの素晴らしい「ユニクロ製品」。寒い場所ではウルトラライトダウンやヒートテックが欠かせません。ブラキャミソールのエアリズムは速乾で下着として利用しました。

 4.「赤ちゃんのお尻拭き」。ウェットティッシュとして利用しました。1枚のサイズが大きめで容量も多いので長持ちします。だいたいどこの国でも売られているので、買い足しも可能です。

 5.「だしの素」。海外で調達することが困難なこの調味料は、日本食が恋しくて自炊をする時に重宝します。懐かしい日本の味を再現できて本当に救われました。

折りたたみバケツには洗面グッズを入れて使用(田中美久 撮影)

 リスク対策

 女性で1人旅をしていると「危なくないの?」とよく聞かれます。私自身は、幸いにもケガや病気、盗難などの大きなトラブルに一度も見舞われることなく、無事帰国することができました。

 客観的に自分の旅を分析して、今回平穏に旅が出来た理由は、「運が良かった」ということにつきます。どれだけ注意を払っていても、トラブルが起きる時は起きるもの。私に関してはとにかく運に味方され、1年間出会う人にも恵まれ続けました。 そしてもう1つの理由は、自身が「リスク対策を怠らなかった」ことだと思います。リスクの対策として、以下のことに特に気を付けました。

 1. 健康管理。夜更かしをしない、衛生面に不安のあるレストランや屋台は避ける、無理のない余裕のあるスケジュールで行動することなどを心がけました。

 2. 治安の悪いエリアでは、「18時頃までには宿へ帰る」「街歩き中はリュックをお腹に回す」、「外でスマートフォンを使う際は細心の注意を払う」「値段が高くても安全性の高い交通機関を使う」などを心がけていました。

 3. 情報収集の徹底。定期的に「情報収集のためだけの日」を確保し、宿や次の場所へのアクセスや治安、交通機関など入念に調べてから移動しました。私はお酒が弱いので、トラブル回避のために「お酒は外で飲まない」ということを心がけました。

 4. 盗難対策も重要です。「スマートフォンに手帳型カバーを付ける」というのは、盗難やスリ対策にお勧めです。盗難に遭う可能性が高いのはApple製品です。私もiPhoneでしたが、カバーを付けていたため、盗難リスクをある程度回避できたと思います。

 5.「嫌な時ははっきりNOと言う」。日本人は基本的に優しくて、愛想の良い方が多いと思います。世界的にも日本人のそういった部分は高く評価されていますが、そこに漬け込んでこようとする輩がいることも事実です。小柄なアジア人女性はどうしてもなめられがちですが、ここは愛想を捨ててハッキリと「NO!」と言って追い返してやりましょう。

 無事に生きて帰ること、これは絶対です。女性1人での旅となると、より気を張って慎重な旅を心がける必要があります。世界には日本よりも危険な場所が多いのですが、しっかりとリスク対策をすれば未然に防げるトラブルがほとんどです。

 

スマートフォンには手帳カバーを付けると盗難防止になる(田中美久 撮影)

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