ギネス認定 

80歳の世界最高齢女性ボディービルダー

笑顔の素敵なこの女性は一体誰でしょうか? 彼女は、ギネスに認定された世界最高齢の女性ボディービルダー、アネスティン・シェパード(Ernestine Shepherd)さん。なんと、今年6月で81歳になります。

(Ernestine ShepherdさんのFacebookより)

アネスティンさんは、若い頃からボディービルダーを目指していたのではありません。きっかけは、仲良しの妹と一緒に水着を買おうと試着した時に水着が入らなかったこと。その時に、二人でシェイプアップしようと決めたのです。しかも、筋トレを始めたのは56歳の時でした。

(Ernestine ShepherdさんのFacebookより)

20数年が経った現在、彼女の肌ツヤとスタイルの良さは誰もが驚嘆するほど。これまでにボディービルダーの大会で2度タイトルを獲得し、現在はパーソナル・トレーナーとして活躍しています。アネスティンさんによると、彼女の成功のカギは「規則正しい生活、決心、勤勉」。彼女はその言葉通り、毎日午前2時30分に起床し、卵白のみのスクランブルエッグにくるみ添えの朝食を摂り、約500ccの水を飲んだ後、ランニングに出かけます。週に128km以上走り、毎日68kgのバーベルでベンチプレスを行い、6.8〜9kgのダンベルで腕の筋肉を鍛えます。 

しかし、アネスティンさんにも停滞した時期がありました。一緒に世界最高齢のボディ―ビルダーを目指して頑張っていた妹が病気で亡くなった時です。彼女はしばらく立ち直れず、高血圧症に罹り、不安で憂鬱な気持ちになりました。ある日、妹が夢に出てきて「ちゃんとやり遂げなさい」と話し、それからは自分を奮い立たせ、元気を取り戻し前進したと語っています。

 

(Ernestine ShepherdのFacebookさんのフェイスブックより)

 

(Ernestine ShepherdさんのFacebookより)

アネスティンさんが教えてくれたのは、「何かを始めるのに決して遅すぎるということはない」ということ。前向きな彼女に励まされた多くの人々が、男女を問わず彼女のエクササイズのクラスを訪れます。

20歳の孫がいる彼女は、「年なんて何でもないわ。ただの数字でしかない」と言い切ります。この美しい最高齢ボディービルダーのおばあちゃんのモットーは「ネバーギブアップ」です。

 

(翻訳編集・豊山)