SNSで寄付

ゼロから4億円の広告効果「おにぎりアクション」日本マーケティング大賞を受賞

2017/05/01 09:00

 85万食の給食を開発途上国の子どもたちに届けた「おにぎりアクション2016」がこのたび「第9回日本マーケティング大賞」の奨励賞を受賞した。企画そのものの広告費はゼロだったのに対して、協賛企業には約4億円もの宣伝効果があったという。

 受賞企画は、おにぎりの写真をSNSまたは特設サイトで投稿すると、協賛企業が100円寄付するというもの。SNSで気軽に参加でき、周囲からの共感を得られるというユーザー参加型の寄付活動は、話題を呼んだ。

 スタートから51日間で約11万件の写真投稿が集まり、参加人数は計36万人に達した。主催者によると、企画の広告費用はゼロであったのに対して、協賛企業には約4億円にのぼる広告効果が得られたという。

 世界の食料問題の解決に取り組む日本のNPO法人「TABLE FOR TWO International(東京都港区、以下TFT」による。「日本マーケティング大賞」が創設されて以来、NPO法人で受賞したのは、TFTが初めて。

 TFTは受賞について「食のありがたさや世界の食糧問題へ意識を向けることに成功した」とコメントしている。

 『日本マーケティング大賞』は、企業など組織の新しいマーケティングやコミュニケーションの手法などを通じて、消費者生活の向上と経済・社会の活性化させた企画を奨励し、表彰している。9回目となる本年は189件がエントリーした。

 奨励賞について、5つの評価ポイント「独自性、先行性、社会課題解決性、新しいマーケティングの芽、特筆する評価項目(自由回答)」の中で、TFTの「おにぎりアクション2016」は、「社会課題解決性」と「独自性」について高い評価を得た。また、「投資効果」「NPOによるマーケティング」「グローバルな視点と貢献」「拡散力」などが特筆する評価点として挙がった。

選考員コメントの一例「おにぎりで世界の食糧問題にアプローチ」

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