海外の街頭で妨害活動する中国人は、すでにマークされている

2017/05/06
更新: 2017/05/06

この社説の前回前々回までのあらすじ

中国共産党は対外統一戦線を浸透させるため、海外で、党が好まない団体や組織に対して、現地の法規を無視した誹謗中傷や暴力行為などで妨害活動を展開しています。これらの人々は、国際的機関および各国行政がすでに捜査対象としており、犯罪的な行為を行っていることを自認しなければなりません。


二、街頭で公に法輪功を妨害する人は、すでに捜査されている人

中国共産党が海外でスパイ組織を設立していることは、各国の政府もよく分かっています。そしてずっとそのような組織の行動を監視しています。カナダ放送協会(CBC)の2005年6月15日の報道でカナダ安全情報局の元職員・Michel Juneau Katsuya氏は、「中国共産党のスパイのことについて、陳用林氏と郝鳳軍氏が言ったことは信用できる。中国共産党の情報員は、各国で違法手段を使って法輪功を監視し妨害しているということを、多くの国の政府は証明できる」と言いました。

中国領事館の扇動を受けて法輪功を妨害する暴徒たちは、所在の国の情報部門に目を付けられています。彼らの身分、背景、履歴、移民ファイル、犯罪記録などは全て収集され調査されています。

以下に3例を挙げます。

1. ドイツで初めて 中国共産党スパイに有罪判決

2011年6月8日、ドイツは初めて中国共産党「610オフィス」に対してスパイ事件として判決を下さい、周超英(John Zhou)被告人に執行猶予2年と1.5万ユーロの罰金を言い渡しました。

周超英が法輪功迫害機関「610オフィス」の高官・陳斌とベルリンで初めて会った時から、ドイツの反スパイ機関―連邦憲法擁護庁は、周超英に目を付けており、その後4年間をかけて追跡調査を行いました。周氏が法輪功学習者の中に潜り込んで情報収集していた時、多くの学習者はまだ彼の正体を知らない時から、ドイツの関連機関はすでに彼を調査し始めており、一方では、法輪功学習者を保護していました。

周氏は中国共産党の指図を受けて海外で法輪功団体の情報を収集したために処罰されたドイツ在住の中国人です。彼がやったこととは、中国共産党「610オフィス」にドイツの法輪功学習者の情報を提供することです。ドイツ法輪大法学会は正式に登録された組織であり、その多くのメンバーはドイツ公民で、国には公民の基本権利を保護する義務があるとドイツ検察当局は主張しています。

米ニューヨーク市で祈る法輪功学習者(GettyImages)

2. 米国FBIは、中国人の学生組織と学生連合会主席を調べている

 

アメリカ連邦捜査局(FBI)、およびイギリスの情報部門は長い間ずっと中国人留学生会と中国共産党寄りの華僑団体のリーダーを監視して、不定期に中国共産党のスパイを逮捕しています。情報筋によると、自分がFBIに呼び出されて調査もされたことがあると、数人の元学生会主席が認めたそうです。

ロサンゼルス在住の中国人・李建中氏は、1996年にカリフォルニア理工学院の中国人友好会主席を担当したことがあります。彼は「アメリカでは、共産主義は嫌われるもので、中国人学生会で活躍したリーダーはよくFBIの注目対象になる。私はFBI職員に呼び出されたことがあって、彼らは単刀直入に私にどうして1年余りも表に出ていないか、何をしていたのかを聞いた。私はその時にやっと自分はFBIの要注意人物リストに上がっているのだと意識した。今後の就職、帰化などにも影響すると思う」と語りました。

3. オリンピックの聖火リレーは、中国共産党が中国人をコントロールしている真相を暴露した

2008年4月9日、北京オリンピックの聖火リレーはサンフランシスコに着きました。抗議する人たちを抑えるため、中国領事館は全力で、党への異見者たちの姿が海外メディアに映らないように、巨大な応援者隊列を作りました。米国の著名な民間シンクタンク、ストラテジック・フォーカスティング(Stratfor)はこれについて、今回の運営は、中国共産党当局が長期にわたり米国本土で現地の中国人をいかにコントロールしているかを暴露したと分析しています。

(つづく)妨害する人へ「中国大使館が後ろ盾なら何も怖くない」は間違い

(文・大紀元編集部/翻訳・陳櫻花)

関連特集: 法輪功迫害