将棋

藤井聡太四段28連勝、歴代トップタイ 30年ぶり快挙

6月21日に行われた王将戦一次予選、澤田真吾六段-藤井聡太四段戦は99手で藤井聡太四段が勝った。藤井聡太四段はこれでデビュー後負けなしの28連勝を達成し、神谷広志八段が昭和62年8月17日に成し遂げた歴代連勝記録の一位に並んだ。

去年10月に史上最年少の14歳2カ月でプロ棋士となった藤井聡太四段は、公式戦で一度も負けることなく勝ち続けている。次の対局は、6月26日(月)竜王戦トーナメントの増田康宏四段戦となり、藤井四段がこの対局に勝つと29連勝で、歴代連勝記録の単独トップとなる。

日本将棋連盟は佐藤康光九段・同会長のコメントを公式サイトに掲載した。「14歳という若さでこの偉大な記録に並ばれましたことに敬意を表します。次局も大変な注目が集まるかと思いますが、全力を出し切ってもらいたいと願います」。また羽生善治三冠は、「神谷八段の偉大な記録に並ぶとは驚嘆の一語に尽きます」とメッセージを送った。

(編集・甲斐天海)