犬は何故チョコレートを食べてはいけないのか

2017年09月07日 07時00分

 飼い主が何かを食べていると、犬がそれをおねだりすることはありませんか?多くの飼い主はつい美味しい物を可愛いペットにあげたくなりますが、ここで気をつけなければならないのは、チョコレートを決して犬に与えてはいけないことです。

 アメリカの情報サイト「Mental Floss」によると、チョコレートにはテオブロミン(theobromine)という成分が含まれており、人間はそれを体内で分解することができますが、犬にとっては厄介なものになります。テオブロミンはカカオ、茶、コーラなどにも含まれており、カフェインに類似する物質で、呼吸器、心臓、筋肉、大脳に対して強い興奮作用をもたらします。

 米国獣医師会(American Veterinary Medical Association)会長マイク・トッパー(Mike Topper)氏は、「犬はテオブロミンを分解し代謝する速度が人間より遅く、摂取すると体の具合が悪くなる」と指摘しています。犬がチョコレートを食べると、口の渇き、下痢、嘔吐、発熱、興奮などの症状が出たり、ひどい時には痙攣や不整脈が現れ、死に至ることもあります。

 トッパー氏は、万が一、犬がチョコレートを食べてしまったら、2時間以内に獣医による催吐剤や静脈内輸液の処置を受けさせ、テオブロミンを体外へ排出することを勧めています。

 なお、チョコレートの種類や犬の大きさ、また犬の健康状況によってテオブロミンの影響も異なります。一般的にブラックチョコレートはミルクチョコレートよりテオブロミンを多く含み、小型犬の方がより症状が強く出やすいとトッパー氏は指摘しています。

(翻訳編集・豊山)

 

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