米著名投資家ソロス氏、ハンガリー政府の主張に反論

[ブタペスト 20日 ロイター] – 米著名投資家ジョージ・ソロス氏は20日、同氏をやり玉に挙げているハンガリー政府に初めて正式に反論した。同国の主張には「うそと歪曲(わいきょく)」が含まれ、国外に誤った敵を作ることを目的としていると断じた。

ソロス氏は声明で「(ハンガリー政府は)反ユダヤ感情をあおり、1930年代を想起させる反ユダヤ的表現を用いている」と批判した。

ハンガリー政府によると、欧州が年間百万人の移民を受け入れ、移民1人当たり数千ユーロ配ることをソロス氏は求めている。だが同氏はこれを否定した。

ソロス氏はハンガリー生まれだが、オルバン首相率いる与党フィデス・ハンガリー市民連盟とは主張が真っ向から対立しており、政府の標的となっている。

関連記事
先週、ショルツ首相が中国訪問を行った直後の4月22日が、ドイツの検察当局3名の市民を逮捕した。
4月22日、アメリカとフィリピンは合同軍事演習「バリカタン(肩を並べる)24」を開始した。演習は、台湾海峡の近くで初めて行われ、中国の脅威に対する明確な対抗措置と位置づけられている。これまでにない大規模なものとなった。
自民党の麻生太郎副総裁が2024年4月23日にニューヨークのトランプタワーでトランプ前米大統領と約1時間にわたる会談を行った。この会談は、トランプ氏が再選された場合に備え、両者の良好な関係構築を図るものとみられる。
北朝鮮のアニメスタジオが、制裁下にもかかわらず日本や米国の人気アニメーション制作に関与していることが、朝鮮半島の情報分析を行うシンクタンク「38ノース」が22日発表した報告で明らかになった。日本政府は先月、北朝鮮のIT技術者の関与について警告を発したばかり。北朝鮮が制裁を逃れ、日本市場に関与している実態が浮き彫りとなった。
オーストラリア政府が2030年までに再生可能エネルギーを82%まで増やす目標を達成するため、過去最大規模の再生可能エネルギー入札が発表された。全国電力供給網(NEM)向けに6ギガワット(GW)の新規再生可能エネルギー・プロジェクトが展開され、各州で多くの再生可能エネルギープロジェクトが進む予定だ。 西オーストラリア州では、500メガワットの再生可能エネルギー貯蔵発電の入札が始まり、国家エネルギー市場で注目を集めている。