ニューストップ 文化・歴史
神仙伝

天国への階段 入口の基準は?

2017年11月27日 07時00分
(iStock)

 どのような人が天国へ行けるのでしょうか?中国の故事によれば、天から見た「善い人」とは官僚や慈善家である必要はなく、単に正直で誠実な人物のことを指しています。さて、あなたは毎日を正直に生きていますか?


 宋の時代、広陵というところに李珏(り・ゆう)という商人がいた。多くの商人は利益を得るために売り物の重量をごまかしていたが、彼はそれをひどく嫌い、正直に取引をした。李は自分を戒めるだけでなく、同業者にもそれを促し、不当な利益を得ることのないよう諭すこともあった。

 彼の商売は公明正大で、騙されやすい年配者や子供たちにも同等に接した。彼が得る利益は同業者に比べて低いものだったが、家族を養っていけるだけの稼ぎがあればいい、と満足していた。それにも関わらず、不思議にも李の財産は少しずつ増えていった。

 同じころ、現在の江蘇省と安徽省のあたりに、同姓同名の将校がいた。ある晩、彼の夢に家屋が現れ、そこに将来、神仙になるべき人物のリストが掲げられていた。自分の名前を見つけた将校は喜んだが、すぐに二人の召使いがやってきて、それは広陵の男の方だと告げられた。

 翌朝、将校は早速その広陵の李へ会いに行った。どうやって神仙のリストに名を連ねたのかと問うと、李は「特に何もしていません。ただ、人に対して誠実に、公明正大に商売をしているだけです」と答えた。

 その後、李は100歳まで生き、亡くなった後は天界を自由に飛び回る神仙になったという。

(翻訳編集・郭丹丹)

関連特集

 

Outbrain
記事ランキング(24時間)

 

中国ZTE製スマホ、公式ショップで販売中止
ADB加盟国、中所得国向け貸出金利引き上げを要請
中国李首相があすから訪日 北海道で農業や新エネルギー車工場を視察
パキスタン内相が撃たれ負傷、宗教政党メンバーを逮捕=報道
緊迫の映像
貨物の中身は実弾と軍用銃、警官隊突入で現場制圧=台湾
日中韓首脳会談、北朝鮮の核・拉致問題で連携を再確認=官房長官
中国伝統気功チーム 「広島フラワーフェスティバル」で功法披露
ある企業家の心得 
日本伝統の都・京都で中国伝統文化の花が咲く 「涙溢れ出る」