北朝鮮の弾道ミサイル、大気圏再突入技術は未確認=小野寺防衛相

2017/11/29
更新: 2017/11/29

[東京 29日 ロイター] – 小野寺五典防衛相は29日午前の閣議後会見で、同日未明に北朝鮮が発射した弾道ミサイルについて、「距離からすると当然ICBM(大陸間弾道弾)の可能性ということになるが、(大気圏)再突入などの技術があって完成ということになる。私どもはそこは正確に把握していない」と語った。

北朝鮮は北海道上空を通過させた直近2回の手法を変え、今回は通常よりも高い角度で打ち、距離を抑える「ロフテッド軌道」で発射した。小野寺氏は「北海道上空を越えて発射すると、相当の飛距離が出ることが推定される。さまざまなことを勘案してロフテッドで試験をしたのだと思う」と述べ、通常の打ち方なら米国まで届いた可能性を示唆した。

(久保信博)

Reuters
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