医山夜話

人生の舞台

2017年12月03日 02時20分

「あれは芝居なのよ! あなたのお母さんを喜ばせるためであり、あなたと私の友人たちに『結婚芝居』を見せるためで、本当の結婚ではないのよ!」と私は大声で叫び、ジャックを驚かせてしまいました。


「Kさん、人間は自分の行為に、家庭に、社会に対して責任を負うべきです。芝居をすることはあなたの生活の一部ですが、現実の生活には真実を必要とします。人生は一つの大きな舞台で、人間は誰もが自分の役を演じています。天上の神様たちが我々の観客です。神様たちは、すべてを見守っておられます。我々は、よくできた時にも拍手をもらうことはありませんが、悪いことをすれば、きっとその代価を払わないといけません」

「自分が現実にいるのか、それとも芝居の中にいるのかを区別できないのは、私の最大の問題ですね」

「あなたの芝居を観た観客は感動して涙を流しました。けれど彼らを感動させたのはあなたの演技だけではなく、あなた内心から出る善良さもあると思いますよ」と私は彼女を励ましました。

「では、これから私はどうすればよいのですか」

「良い妻となり、将来は良い母になってください……」。 私自身も新婚当初、姑が家に来ると、私は買い物を理由に半日も出かけて、家に帰りたくなかった経験がありました。だから、少しはKさんの気持ちが分かるのです。

実は、人間の一生とは生命の流れの中の一つの芝居であるともいえます。しかし、我々は芝居をするような態度ではなく、誠実に、自分の善良さを示さないといけません。利益を得たら感謝して、借りがあったら返済しなければなりません。困った人がいれば救いの手を差しのべ、たがいに助け合います。すべてをやり遂げた時、人生の芝居を完璧に演じたことになります。神様はずっと我々の芝居を見ておられるから、神様の指示通りにすればきっと自分の役をうまく演じられます。一方、神様の教えを受けず、あるいは神様の存在すら信じない人たちには、自分の役をきちんと演じることができません。そのため、彼らはもう一度やり直さないといけないかもしれません。もしかしたら、やり直す機会さえもらえないかもしれないのです。

(2011年6月19日の記事を再掲載いたしました)

(翻訳編集・陳櫻華)

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