サウジ、主だった汚職摘発は終了=商業・投資相

[ワシントン 4日 ロイター] – 訪米中のサウジアラビアのマジド・ビン・アブドラ・カサビ商業・投資相は4日、ロイターのインタビューに応じ、国内の主だった汚職摘発が終了したと発言、今後は没収した資産を経済開発プロジェクトに充てるとの意向を示した。

同相は、王族や実業家の拘束は終了したのとかとの質問に「私が知る限り、そうだ」と発言。「今後、汚職を発見した場合、政府は黙認しない。断固とした措置をとる」とも述べた。

同相によると、財務省は、汚職の摘発で押収した資金を入金するための特別口座を開設した。検察官は、最終的には500億─1000億ドルの資産が押収されるとの見通しを示している。

同相は「押収した資金は、必ず住宅や公共のために利用される。これは国民のお金だ。開発プロジェクト以外の目的で利用されることはない」と述べた。

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