豪下院で新たに9議員の国籍に疑問の声、与党はさらなる議席減も

[シドニー 6日 ロイター] – オーストラリアで二重国籍の保有による議員辞職と補欠選挙が相次ぐ中、下院で過半数議席を割り込んだターンブル政権が新たな危機にさらされている。

オーストラリアの憲法では、議員の二重国籍を認めていない。

最高裁判所には先に二重国籍が判明した政治家7人の議員資格の判断が付託されており、6日には8人目となる野党上院議員を巡る判断が委ねられた。

野党労働党はこの日、新たに9人の下院議員について国籍に疑問があるとして、最高裁に議員資格の判断を付託することを議会に提案。9人には、野党の4議員のほか、与党連合の4議員が含まれる。

与党連合の4議員が二重国籍者と認められば、辞職せざるを得ず、与党の議席がさらに減ることになる。

自由党と国民党からなる与党連合は、二重国籍問題による議員辞職で下院の過半数を失い、支持率が低迷している。

関連記事
[ベルリン 18日 ロイター] – ドイツ当局は18日、米軍施設などへの破壊工作を計画した疑いでド […]
ポーランドのドゥダ大統領は17日、訪問先のニューヨークでトランプ前米大統領と私的に会談したことを明らかにした。
カナダで行われた外国の干渉に関する公聴会において、トルドー首相が証言した。首相は中国共産党の選挙干渉を否定しているものの、証言や証拠が示すところによれば、中国共産党がカナダの選挙に影響を与えた可能性が指摘されている。
パレスチナの国連への加盟国をめぐる票決を行う予定だが、安保理常任理事国である米国が拒否権を行使すると予想されだ。
オーストラリア、ニュージーランド、国際連合を含む国際同盟国は、4月にソロモン諸島が実施する国政選挙を支援するため、安全保障、ロジスティクスその他の支援を提供している。 防衛と警察要員に加え、太平洋の近隣諸国もソロモン諸島に財政援助を提供している。