北朝鮮、米との直接対話を要求=ラブロフ露外相

2017/12/08
更新: 2017/12/08

[モスクワ 7日 ロイター] – ロシアのラブロフ外相は7日、北朝鮮が治安面での保証を引き出すため、米国との直接対話を要求していることを明らかにした。ロシアの複数の通信社が報じた。

それによると、ラブロフ外相は7日、ウィーンでティラーソン米国務長官と会談し、その際、北朝鮮側の意向をティラーソン氏に伝えた。

インターファクス通信は、ラブロフ氏の発言として「北朝鮮が治安の保証を巡り米国と対話したがっていることは周知の事実で、われわれは後押しする用意がある」と報じた。

ラブロフ外相はまた、ティラーソン長官に対し、米韓合同軍事演習、および米国の挑発的な発言は朝鮮半島の緊張の高まりにつながっているとの見解を伝えた。ロシア外務省が明らかにした。

ロシア外務省の声明によるとラブロフ外相は「朝鮮半島近辺での米国の軍事演習、および攻撃的な発言による緊張の高まりは容認できない」との考えをあらためて表明。朝鮮半島の核問題を「外交手段のみを通して解決する」取り組みを再開する必要があるとの考えを伝えた。

*写真を付け、カテゴリーを追加します。

Reuters
関連特集: 朝鮮半島