ミャンマーのロイター記者逮捕、文書受け取った直後=親族

[ヤンゴン 28日 ロイター] – ミャンマーで取材中に逮捕されたロイターの記者2人に面会した親族が28日、逮捕時の状況を明らかにした。2人は警官から資料を受け取った直後に拘束されたという。

拘束されているのはWa Lone記者(31)とKyaw Soe Oo記者(27)で、イスラム教徒少数民族ロヒンギャへの迫害を取材していた。ミャンマー当局は「ラカイン州と治安部隊に関する政府の重要な機密文書を所持していた」とし、国家機密法違反の疑いがあると主張している。

Wa Lone氏と面会した同氏の妻は記者会見で、両記者は12日にこれまで会ったことのない警官2人とレストランで面会し、2通の文書を手渡されたと話した。持ち帰って中身を確認するよう指示され、レストランを出た直後に7─8人の警官に取り押さえられたという。

ミャンマー政府は記者と共に警官2人を逮捕したとしているが、その後の情報は公表していない。また逮捕された警官がロイターの記者と同席した人物だったかも明らかでない。

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