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【緊迫のイラン情勢】米国ついに沈黙破る、デモ隊「トランプ大統領の声援に感謝」

2018年01月05日 18時30分

 2017年12月31日、数百の在米イラン人がホワイトハウス前に集まり、母国の反政府デモに声援を送った。集会者たちはイランの最高指導者アリー・ハメネイ師やロウハニ大統領の名を口々に叫び、退陣を求めた。イランの民主化を支持するトランプ米大統領に感銘を受けたためだと主催者は語った。

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裏切るオバマ、応援するトランプ

 「2009年、オバマ政権はイラン国民に救いの手を差し伸べる代わりに、ハメネイ政権を助け抗議する者を鎮圧した」と主催者のアリ・サヤフィさんは言う。「だが見ての通り、トランプ大統領はイラン国民の味方で、デモ参加者の逮捕に抗議した。これはイラン人にとって喜ばしい知らせだ。アメリカは今度こそ沈黙を破ってくれる」

パフレヴィー朝の国旗を振るイラン人  1月2日撮影(Photo credit should read BEN STANSALL/AFP/Getty Images)

 トランプ米大統領は現地時間12月29日より毎日ツイッターでイラン国民を応援してきた。そして1月3日、「適切な時期に、あなたたちは米国のより多くの支援を目の当たりにするだろう」とツイートした。

 オバマ氏を批判する声はイラン現地でも聞かれた。米FOXTVに対しデモ参加者のアジさんは「オバマはイラン人を裏切った。彼はイランの統治者に金銭援助を与え、ハメネイと協力した」と吐露した。「しかしトランプ氏は違う、だから心から期待している。私たちはイラン政権を制裁してほしいと思っている。彼ら(イラン政権)は我々の稼ぎを奪った。アメリカは彼らに資金を提供すべきではない」

 オバマ政権が2年前に下したある決定が今回の抗議活動の一因を作ったとの観測もある。2015年7月、イラン核協議が成立したことを理由に、オバマ政権はイランに対する制裁を解除した。しかしもたらされた経済的利益は庶民の生活改善につながらず、ソーシャルメディア(SNS)を通してデモが呼びかけられた。これに対しイラン政府はインターネットを遮断、社会の不満を抑え込んだ。

催涙ガスのなか右手を挙げて抗議するイラン人女性  12月30日テヘラン大学で撮影(Photo credit should read STR/AFP/Getty Images)

トランプ大統領に感謝、他国も沈黙しないで

 「今回の問題は単に経済的問題だけではなく、政治的問題でもある。人々は様々に抗議する理由を挙げているが、どれも私たちには耐えがたいものだ」と27歳の工学系学生Nikさん。「イラン核協議でイラン当局に提供されたすべての金銭はシリアとレバノンの部隊に注ぎ込まれ、皆がこのことを知っている。私たちはこの政権を倒すまで抗議活動を続ける。私たちはトランプ大統領の支持に感謝している。そしてほかの国家も沈黙を破ってほしい」

 23歳のIT系学生Haronさんは「アメリカの支援がイラン国民を応援することになる」と述べた。「イラン国民が警察に暴行され殺害されている。私たちが暴虐な指導者のポスターを破り捨て、写真を焼いたからだ。私たちはただ幸せな生活を送りたいだけだ。この統治を終わらせるためには、アメリカの支援が必要だ」

(翻訳編集・文亮)

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