THE EPOCH TIMES

「対北支援を拡大」米メディアが共産党機密文書を公開 真偽をいぶかる声も

2018年01月08日 16時29分

 米ニュースサイト「ワシントン・フリービーコン(Washington Free Beacon)」は2日、中国の情報機関筋から入手した極秘内部文書とみられるものを公開した。文書には、対北朝鮮政策について中共政権は「北朝鮮側が核実験を中止すれば、経済的軍事的支援を拡大する」など中国の公式見解と相反する内容が記されている。一方、文書の信ぴょう性について議論が飛び交っている。

「核問題の解決に向けた対北朝鮮協調工作の実施に関する決定」と題する同文書では、中国共産党最高指導部の事務機関・党中央弁公庁が党中央対外連絡部(中聯部)に北朝鮮側との斡旋を命じたと書かれている。

 国連安全保障理事会が昨年9月11日、北朝鮮が同3日に強行した6回目の核実験を受け、新たな制裁決議を全会一致で採択した。この5頁にわたる文書(中国語原文:goo.gl/7AkKrW)はその直後の19日に発行された。

「北朝鮮政権の安全を図る」

 同文書は、冒頭で「北朝鮮は我が国にとって、西側諸国の敵対勢力を抵抗するための重要な軍事緩衝地帯であり、政治的に不可欠な重要な戦略的地位を有する」とし、「あらゆる代価を惜しまずに、北朝鮮の主権と領土を衛護し、北朝鮮体制の安定と継続を確保しなければならない」と述べ、対北朝鮮政策の立脚点を明かした。

北問題でロシアと手を組む

 文書で、中国当局は北朝鮮が圧力に屈しないとの考えを示し、 「米国が率いる西側の敵対勢力に北朝鮮戦争を起こさせないため、中国がロシアなどとともに、外交や軍事的統制を含む効果的な手段を通じて全力で阻止する」とした。 さらに、戦争が起こった場合、必然的にアジア太平洋地域、特に日本と韓国といった米の同盟国にも影響を及ぼすことから、米国らは武力で北朝鮮政権を転覆させる可能性はないと結論つけた。

「制裁は国際社会の批判をかわすためのもの、支援をさらに拡大する」

 文書ではまた、北朝鮮が核実験を繰り返したという挑発行為により、中共政権は国際社会から「耐え難い圧力」を受けていると示し、「朝鮮半島の非核化を支持し、核兵器不拡散条約(NPT)に加盟した」として国際的権威を保ちながら、最高指導部は中聯部に、協調的な行動を取り、北朝鮮側に「直ちに核兵器を放棄する必要はない。核実験を中止し、または控えめにすれば、中国は経済、軍事的支援を拡大する」と知らせるよう命じた。

 支援策も具体的に挙げられた。▼石油輸出制限など制裁履行は国際社会の批判をかわす程度にとどめること▼中国の仲介機構や第三国を介して貿易活動を続けてよい▼資金援助についても2018年は15%、以降5年間にわたり毎年10%増やすこと▼北朝鮮との金融業務を停止したのは国有銀行と一部の地方銀行のみにとどめる▼北朝鮮の軍事力を増強し、新型中距離弾道ミサイルや榴散弾など最先端の軍事技術を提供する。

 文書の最後に「核問題でほどほどにするよう北朝鮮当局に厳重に警告」「これ以上独断専行するならば、我々は北朝鮮の最高指導者とその家族を標的にする懲罰措置を講じる」との脅しの言葉も付け加えた。

衝撃的暴露、目的は?

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