日東電工、中国蘇州工場の閉鎖を否定 「一部事業を移転するだけ」

中国メディアはこのほど、電子部品大手の日東電工が中国の蘇州工場を閉鎖すると相次いで報道した。

報道によると、7日、日東電工(蘇州)有限公司が従業員に1月に工場を閉鎖し、2月から従業員との労働契約を解除すると伝えたという。閉鎖に不満を持つ従業員が同日夜、工場前で突然の工場閉鎖に対して抗議活動を行い、一時警察当局と衝突する騒ぎを起こした。

同社の大阪本社担当者は大紀元の取材に対して、同工場の偏光フィルムなど光学関係事業を上海や他の拠点に移転し、フレキシブルプリント基板(FPC)などの事業に関しては、同工場で継続していくと、中国メディアの報道を否定した。

同社担当者は、光学関係事業移転後、同事業に携わった従業員の雇用問題や待遇について、「従業員との労働契約について、法律に従い、すでに従業員側と交渉し合意した」とした。

日東電工は蘇州工場のほかに、天津、大連、上海、深セン、香港などにも生産工場を構える。蘇州工場は2001年7月に設立。

(編集・張哲)

関連記事
メディアのスクープ話が世の中を動かす。特に最近は「文春砲」など週刊誌メディアの元気が良い。同時に報道のありかたが問われている。国が国民の幸福を奪うことがあったら、ある程度、国家権力の作ったルールを逸脱する「反社会性」を持ち、戦わなければいけない時がある。記者は反社会的な面を持つ職業で、メディアは反社会性を持つ企業なのである。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明
2月21日及び22日、ブラジル・リオデジャネイロにてG20外相会合が開催された。上川陽子外務大臣が出席した。今 […]