THE EPOCH TIMES

ダボス会議に独首相が出席検討、仏とともに米保護主義に対抗か

2018年01月15日 22時52分

[ベルリン 14日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は、来週23─26日に開催される世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)への出席を検討しており、マクロン仏大統領とともに、トランプ米大統領が掲げる保護主義政策に対抗するメッセージを打ち出す可能性がある。

昨年9月のドイツ連邦議会(下院)選以降、連立政権の樹立に苦戦してきたメルケル首相はダボス会議への出席を見送るとみられていた。

しかし、メルケル氏率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と第2党の社会民主党(SPD)が12日、正式な連立政権交渉入りに向け暫定合意。ドイツ当局者によると、これを受けてメルケル氏の会議出席の可能性が出てきたという。

メルケル氏がダボス会議に出席すれば、24日に演説を予定するマクロン大統領とともに、英国の離脱後の欧州連合(EU)改革へのコミットメントを再確認し、トランプ氏の「米国第一主義」政策に対抗して自由民主主義の価値を訴えることが可能になる。

ドイツ当局者は、最終的な決定はまだだとし、メルケル氏はSPDが連立政権交渉入りの可否を正式に決める21日の同党議会の結果を待つ可能性があるとしている。

仮にメルケル氏が会議に出席したとしても、25日午後に到着予定のトランプ氏と顔を合わす可能性は低い。トランプ氏は26日に演説する。

シンクタンクの英王立国際問題研究所(チャタムハウス)のロビン・ニブレット所長は「マクロン大統領は欧州について述べるにとどまらないだろう。欧州という翼の下で自由世界の役割を担おうとするだろう」と指摘した。

メルケル氏がマクロン氏に加われば、そのメッセージはより大きな反響を呼ぶ可能性がある。

今年のダボス会議では冒頭にインドのモディ首相が演説する予定。メイ英首相やカナダのトルドー首相、イスラエルのネタニヤフ首相らも出席する。

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