「何か良いこと」が起きる可能性も、北朝鮮の五輪参加でトランプ米大統領

[ワシントン/ソウル 2日 ロイター] – トランプ米大統領は2日、北朝鮮が韓国の平昌冬季五輪に参加することで「何か良いこと」が起きるかもしれないと述べた。

トランプ氏は、平昌冬季五輪は北朝鮮の核開発を巡る危機を解決できるかどうかを見極める指標になり得ると指摘。記者団に対して「非常に難しい状況だ。対応策を見出していく。平昌冬季五輪は極めて順調に進むと考えているが、その後のことは誰にも分からない」とした。

北朝鮮の核兵器開発問題に対する米政府の対応については、現政権は多くの取り組みを進めてきたが、これまでの大統領が譲歩しているため選択肢は限られると説明。「道は残されおらず、成り行きを見守るが、当面は平昌冬季五輪があり、ここで何か良いことが起きるかもしれない。何とも言えない」とした。

北朝鮮を脱出した住民(脱北者)との面会については、「彼らは米国に在住しており、自分たちの経験を話すように伝えた」と述べ、北朝鮮にメッセージを送ろうとしたものではないとした。

関連記事
中共による神韻への攻撃は、より卑劣な手段へとエスカレートしている。神韻芸術団の本部は3月26日に再度、爆弾と銃撃を含む脅迫状を受け取り、巨額の金銭を要求した。これに対し、米国務省は非難の声を上げている。
  2024年3月22日、モスクワで発生した衝撃的なテロ事件の背後には、ISIS-Kとロシアの深い確 […]
台湾海軍の唐華司令官が来週から米国を訪問し、軍関連の式典に出席するほか、台米海軍の協力強化について協議することが分かった。
アップルCEOティム・クックが中国訪問で目指すものとは? 旧式の企業外交戦略の効果とその限界に迫る  […]
中国時報など台湾メディアによれば28日、小林製薬の紅麹(べにこうじ)成分入りのサプリメントを摂取していた台湾高雄市の70歳の女性が腎不全を患ったと報じた。