米副大統領が日韓歴訪に出発、五輪会場で北朝鮮側と面会予定せず

[ワシントン 5日 ロイター] – ペンス米副大統領は5日、日本と韓国の歴訪に出発した。6日の日本到着に先立って、アラスカで弾道ミサイル防衛システムに関して米軍幹部と会合を開く。

日本では安倍晋三首相と会談するほか、米軍横田基地を訪れる。8日に離日し、韓国では同国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談する予定だ。

ペンス氏はまた、米代表団のトップとして韓国・平昌冬季五輪開会式に出席する。開会式には、北朝鮮で1年5カ月間拘束され、脳への酸素・血液不足で2017年6月に死亡した米国人大学生オットー・ワームビア氏の父親であるフレッド・ワームビア氏が同行するという。

ホワイトハウス当局者はペンス氏がフレッド・ワームビア氏を伴うことについて「北朝鮮で起きる残虐行為を世界に再認識させるため」としている。

五輪会場での北朝鮮側との面会は予定されておらず、ホワイトハウス当局者は「ペンス副大統領が北朝鮮側との面会を求めることは確実にない」としている。

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