韓国、国連に例外措置要請 北朝鮮制裁対象者の平昌五輪出席巡り

[国連 7日 ロイター] – 韓国は7日、国連の制裁対象となっている北朝鮮の崔輝・国家体育指導委員長について、平昌冬季五輪の開会式に出席するため例外措置を認めるよう国連に要請した。

9日の開会式には金正恩朝鮮労働党委員長の実妹である金与正(キム・ヨジョン)氏も出席する見通し。

韓国統一省は、崔氏が金永南・最高人民会議常任委員長が団長を務める代表団の一員として平昌に向かうと北朝鮮側が伝えてきたと明らかにした。

国連安全保障理事会は昨年6月、当時朝鮮労働党の宣伝扇動部幹部だった崔氏を制裁対象とし、渡航禁止と資産凍結の措置を課した。

韓国は国連の北朝鮮制裁委員会に対し、崔氏の渡航を認めるよう例外措置を要請。同委員会の15のメンバーから8日午後までに異議がなければ、要請は認められる。

代表団の中で安保理の制裁対象となっているのは崔氏のみ。

米財務省は昨年、人権侵害などに関与したとして金与正氏を制裁対象に指定した。

関連記事
先週、ショルツ首相が中国訪問を行った直後の4月22日が、ドイツの検察当局3名の市民を逮捕した。
4月22日、アメリカとフィリピンは合同軍事演習「バリカタン(肩を並べる)24」を開始した。演習は、台湾海峡の近くで初めて行われ、中国の脅威に対する明確な対抗措置と位置づけられている。これまでにない大規模なものとなった。
自民党の麻生太郎副総裁が2024年4月23日にニューヨークのトランプタワーでトランプ前米大統領と約1時間にわたる会談を行った。この会談は、トランプ氏が再選された場合に備え、両者の良好な関係構築を図るものとみられる。
北朝鮮のアニメスタジオが、制裁下にもかかわらず日本や米国の人気アニメーション制作に関与していることが、朝鮮半島の情報分析を行うシンクタンク「38ノース」が22日発表した報告で明らかになった。日本政府は先月、北朝鮮のIT技術者の関与について警告を発したばかり。北朝鮮が制裁を逃れ、日本市場に関与している実態が浮き彫りとなった。
オーストラリア政府が2030年までに再生可能エネルギーを82%まで増やす目標を達成するため、過去最大規模の再生可能エネルギー入札が発表された。全国電力供給網(NEM)向けに6ギガワット(GW)の新規再生可能エネルギー・プロジェクトが展開され、各州で多くの再生可能エネルギープロジェクトが進む予定だ。 西オーストラリア州では、500メガワットの再生可能エネルギー貯蔵発電の入札が始まり、国家エネルギー市場で注目を集めている。