THE EPOCH TIMES

「旧正月」と「春節」、どちらが正しい?

2018年02月23日 13時26分

 中国では今、旧正月の呼び名として「農暦新年」「陰暦新年」「春節」などがよく使われている。しかし、これらの呼び方は中国伝統文化に基づいたものではない。

 1912年に中華民国の設立とともに、中国の暦は太陰太陽暦から現在のグレゴリオ暦(太陽暦)に変わった。その当時、旧暦である太陰太陽暦を言及する場合「黄暦」と呼んでいた。

 中国では、古代の「三皇五帝」の一人である黄帝が歴史上、初の暦法である太陰太陽暦を公布したため、「黄暦」または「皇暦」と呼ぶようになったとの言い伝えがある。

 黄帝は中国固有の宗教、道教の創始者でもあるとされている。このため、太陰太陽暦は道教の「陰陽説」を完全に表現したもので、月と太陽の動きを同時に取り入れた暦だ。この暦法には単純な「陰暦」でもなければ「陽暦」でもない。

 無神論を掲げる共産党が1949年に政権を奪取した後、中国伝統文化を大規模に破壊してきた。旧暦の呼び方に関して、「黄暦」と「皇暦」を廃止し、「陰暦」にした。しかし、中国当局は「陰暦」でも、道教の陰陽説や中国伝統文化に根強くある神仏の信仰が色濃く反映されているとし、1968年に旧暦の呼び方を「農暦」に再変更した。その狙いは、中国人に旧暦は農業のための暦法であったと印象付け、無神論に導くためだった。

 さらに、中国当局はその後旧正月を「春節」と呼ぶようになった。この文字通りに、今中国や海外華僑の間では旧正月は、天地神明や先祖を敬うという一年間で最も重要な祭日ではなく、春の到来を祝う普通の日になってしまった。

 中国伝統文化の復興を願う大紀元メディアグループは、旧正月を「農暦新年」「春節」と表現しない。

(翻訳編集・張哲)

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