THE EPOCH TIMES

ビッグベンは何歳か、マークルさんを待つ英国籍テストの洗礼

2018年05月05日 14時02分

[ロンドン 1日 ロイター] - 米女優のメーガン・マークルさんは今月19日、英ヘンリー王子と結婚し、王室メンバーとなる。だが、英国市民となるには、湖水地方の大きさや「ビッグベン」がいつできたかを知っておくと役立つだろう。

結婚後は夫の国籍を取得する予定のマークルさんは、毎年数万人に上る国籍取得希望者と同様、多くの英国人が忘れている史実や雑学的知識をまずは披露しなくてはならない。

全ての希望者は、「英国での生活」テストに合格しなければならない。約3000の事実から選りすぐられた設問24個のうち、18問正解する必要がある。テストでは、観覧車「ロンドン・アイ」の高さやスコットランド議会の議員数などが問われる。

多くの英国人でさえ、この設問には首をかしげている。ロイターが無作為に行った調査では、英国人41人のうち、わずか23人しかテストに合格できず、多くが推測で答えたと認めた。

「学校で歴史を習ったが、設問の一部は全くばかげている」と、ロイターのサンプルテストに落ちたシェフの男性(46)は語った。

「自分なら、追い出されていただろう。驚きだね。自分がショックを受けたくらいだから、彼女(マークルさん)は猛勉強しないと」

英国市民となる要件は、3年間居住しており、十分な英語の知識があり、健全な精神状態で、そして費用50ポンド(約7500円)のこのテストに合格することだ。

だが多くの申請者にとって、同テストは大きな障害となっている。直近の公式データによると、2016年のテスト回数は13万3490回だったが、そのうち4万7312回は不合格だった。

「人々の日常体験と大きくかけ離れている」と語るのは、同テストに批判的なトム・ブルックス氏だ。米国出身の同氏は、2009年に同テストを受け、その2年後に英国市民となった。

ブルックス氏に賛同するように、英上院の委員会は先月、同テストの見直しを求める報告書をまとめた。

「現行のテストは、より良い市民を生む手段というよりも、市民権取得の障害のように、また障害として見なされているように見える」と、同報告書は指摘した。

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