THE EPOCH TIMES
国連汚職 

UN議長への賄賂で中国富豪に有罪 過去クリントン献金の疑惑も

2018年05月14日 23時31分

米ニューヨーク連邦裁判所は5月11日、国連総会議長らへの賄賂で逮捕した中国マカオの富豪・呉立勝(英名Ng Lap Seng、69)に対して4年の禁固、罰金100万米ドル、個人財産150万米ドル没収の判決を下した。呉立勝は90年代ビル・クリントン政権時代に、海外から運んだ110万米ドルを民主党に献金したとみられている人物。

呉立勝は、国連総会議長ほか2人の国連外交官に170万米ドルの賄賂を送り、大型会議施設「国連マカオ会議センター」建設を、自身が会長兼CEOを務める不動産デベロッパー大手「新建業集団」に請け負わせるための便宜を図った疑いがもたれていた。この建物は建設に至っていない。

2015年10月、米司法当局は、受託収賄で中米カリブ海の島国アンティグア・バーブーダ出身のジョン・アッシュ元国連総会議長(2016年6月に急死)、贈賄側として呉立勝とその秘書、仲介役のドミニカ共和国の国連次席大使ら合わせて6人を追訴した。

「新建業集団」はマカオの商業ビルやマンション開発、広東省・珠海市をつなぐ蓮花大橋建設プロジェクトも担っていた。

裁判での記録によると、呉立勝の純資産は18億ドル。年間収入は3億ドル、10億ドル相当の中国の不動産、3000万ドルのプライベートジェット機、ほか宝飾類など高級品を多数所持している。

呉立勝は以前、中国共産党の統一戦線組織・全国政治協商会議マカオ地区委員も務めていた。

このたびの国連腐敗疑惑の前の2015年9月、2年にわたりプライベートジェットで450万米ドル(約5億4000万円)もの現金をマカオから米国へ不正に運んだ疑いで、呉立勝は米ニューヨークでFBIに逮捕された。

2017年7月の裁判では、陪審団は呉立勝らに贈賄、資金洗浄、海外反腐敗法など6つの罪が成立するとした。

クリントン大統領選の外国献金「チャイナゲート」 疑惑のマカオ富豪

国連総会議長ジョン・アッシュ氏。疑惑が追及される中、2016年6月に急死(GettyImages)
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