米上院共和党と大統領、投資規制の厳格化を5日議論へ 中国標的

2018/06/06
更新: 2018/06/06

[ワシントン 5日 ロイター] – 米上院共和党の有力議員とトランプ米大統領は、議会で現在審議されている、国家安全保障を守るために投資規制を厳格化する措置について議論するため、5日にホワイトハウスで会合を開く。上院共和党ナンバー2のジョン・コーニン院内幹事が5日、記者団に対して明らかにした。

米議会では現在、国家安全保障を脅かす外国からの投資を審査する対米外国投資委員会(CFIUS)の権限拡大などを盛り込んだ法案を審議中。この法案は、中国による米国の高度技術の取得防止を目的としており、コーニン院内幹事は法案可決に向けた旗振り役となっている。

コーニン院内幹事は、記者団に「これは貿易問題ではなく、国の安全保障に関わる問題だ」と強調。「最も悪質な違反者である中国を標的にしたものであり、安全保障にとって非常に重要」との認識を示した。

米政府・議会は中国の通商と市場アクセス慣行を不公平と認識、さまざまな対抗措置を検討しており、CFIUSの権限強化もこの一環。

Reuters
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