米政権、英航空ショーに高官級使節団派遣 輸出拡大へ=関係筋

2018/07/02
更新: 2018/07/02

[ワシントン 1日 ロイター] – 米ホワイトハウスは米国の航空機・武器輸出拡大を目指して「バイ・アメリカン」政策を推し進めるため、今月16─22日に英国で開かれるファーンボロ・エアショーに高官級使節団を派遣する。業界関係筋が明らかにした。

使節団はナバロ米通商製造政策局長が率い、商務省や空軍、国防総省の武器輸出管理部門の関係者が参加する。

また、国務省当局者はアンドレア・トンプソン国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)が参加すると述べた。

「バイ・アメリカン」政策は武器取引の承認手続きを加速することに加え、武器輸出契約の締結においてトランプ大統領を含む政府高官が果たす役割を拡大することなどを狙いとする。戦闘機やドローン、軍艦、迫撃砲などの輸出規制も緩和するものだ。

トランプ大統領は航空ショーの前の週末に英国を訪問するが、現時点で航空ショーへの参加は予定されていない。

ホワイトハウスは使節団に関するコメントの要請に応じていない。

Reuters
関連特集: 国際