[東京 3日 ロイター] – 麻生太郎財務相は3日の閣議後会見で、米中通商摩擦の激化について「だんだんエスカレートしてくると、2国間以外にも影響が出てくるので、なるべくそうならないよう2国間で話し合いをしないといけない」と指摘した。
2日公表された日銀短観で大企業製造業の景況感が2四半期連続で悪化したことについては「全体的には景気のレベルは高い。小さなことにごちゃごちゃしないことだ。設備投資などは伸びている。そういうのを見ないといけない」とコメント。景気の下押し材料とされる原油高についても「石油の大量増産(の効果)が出てくる」と指摘、景気は「全体として悪くない」と強調した。
サッカーのワールドカップ・ロシア大会で日本がベルギーに惜敗し、初のベスト8入りを逃したことを受け、「後半1━0、2━0(得点し)、勝ったと思ったが、政治と同じで世の中あまり甘くない」と述べた。同時に強豪ベルギーと互角で闘った日本チームについて「昔と比べレベルがすごく上がっているというのが率直な実感」と称賛した。
(竹本能文)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。