中国の主要港で一部の米国製品の通関手続きに遅れ=関係筋

2018/07/06
更新: 2018/07/06

[北京 6日 ロイター] – 複数の関係筋が6日明らかにしたところでは、中国の一部の主要港で、米国から輸入された製品の通関手続きが遅れている。米国が6日に対中追加関税を発動する中、米国からの豚肉や大豆などの輸入に影響が出る可能性がある。

上海にある企業の関係者によると、上海港では一部の米国からの輸入品の通関手続きが止まっている。

当局から貨物を留め置く指示は出ていないもようだが、税関当局は米国の追加関税への報復を表明している中央政府から正式な通達が来るのを待っているとみられる。

山東省の商品トレーダーは、北部の主要港の税関当局者の話として、中国政府が報復関税の対象に挙げた米国製品の通関が遅れていると明らかにした。通関の遅れは現地時間5日深夜に始まったという。

税関総署は通関の遅れについてコメントしていない。

Reuters
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