THE EPOCH TIMES

北京の米国大使館近くの爆発事件 陳情者による犯行か

2018年07月28日 11時57分

中国北京市の米国大使館の近くの路上で現地時間26日午後1時、爆発が起きた。中国当局は「単独の治安事件」としている。一方、中国市民の間で、体制に対して不満を持つ陳情者が、中国当局の注目を引くために図った事件だとの見方を広がっている。

中国当局は、内モンゴル自治区出身の26歳の男を容疑者として身柄を拘束した。また、「容疑者が爆竹のような装置に火をつけて爆発させた。その際、手が負傷し、病院に運ばれた」という。動機について言及しなかった。

米国大使館は事件発生2時間後SNS微博を更新した。「容疑者1人が爆弾を爆発させた。容疑者以外に、大使館側に負傷者がいないほか、大使館の建物にも損害が出ていない」との声明を発表した。

中国市民の間では、「容疑者は長い間当局に陳情活動を行った者で、陳情しても解決してもらえないと強い不満を持っている。中国当局の注目を引くため、米国大使館という外国公館でこのような重大事件を起こした」との見方が強まっているという。

ネット上での書き込みによると、米大使館の爆発事件の容疑者が、爆弾装置を起動する前、周囲の人に対して「早く離れて』と促したという。

中国では、陳情者は社会不安の要因と見なされ、拘束や鎮圧の対象になることが多い。

 「米大使館で爆発事件を起こした容疑者も希望を失っていただろう。この事件は、中国国内の社会情勢が非常に不安定であると改めて浮き彫りにした」と在米時事評論家の華頗が指摘する。

一方、中国人ネットユーザーは、爆発事件に関して、米側が「爆弾」とすることに対して、北京警察当局が「爆竹のような装置」と表現したことに違和感を覚えた。

米大使館の微博アカウントのコメント欄には、「双方の報道内容が相違している。中国側が爆竹のような装置と言っている。米国は爆弾と主張。だけど、どっちが公信力が高いのかが明白だ」

(記者・駱亜、翻訳編集・張哲)

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