米、カナダ・中国など6カ国の溶接鋼管にダンピング認定

2018/08/22
更新: 2018/08/22

[ワシントン 21日 ロイター] – 米商務省は21日、カナダ、中国、ギリシャ、インド、韓国、トルコの6カ国が石油・ガス輸送管などに使われる大径溶接鋼管を米国に不当に安く輸出しているとして、ダンピング(不当廉売)を仮認定した。

同省は、6カ国の製品は公正価格をを3.45─132.63%下回っているとの調査結果を示した。

同省は6月に、中国、インド、韓国、トルコの4カ国から輸入される大径溶接鋼管について、それぞれの政府が不当に補助金を出しているとして、最高500%超の相殺関税を課すことを仮決定している。

21日の発表では、カナダから輸入される製品は公正価格を24.38%下回っているほか、中国はこの割合が132.63%、ギリシャは22.51%、インドは50.55%、韓国は14.97─22.21%、トルコは3.45─5.29%とされている。

商務省は、非上場の米製造業者で構成する団体の要請を受け、3月に直径406.4ミリ以上の炭素鋼鋼管および合金鋼鋼管を対象に調査を開始していた。

Reuters
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