大きくてぽっちゃりした赤ちゃん 母親が自然分娩で6kgの息子を出産

オーストラリア・メルボルン出身のナターシャ・コリガンは、「大きくてぽっちゃりした赤ちゃん」が欲しいと願っていた。彼女が自然分娩で4人目の子ども出産したとき、その願いは叶った。医者も彼女も赤ちゃんのあまりの大きさに仰天した。

2017年1月24日午前9時44分、コリガンは分娩開始から7時間で息子ブライアン・リデル・ジュニアを出産した。

13ポンド4オンス(約6kg)の赤ちゃんの誕生に、だれもが衝撃を受けた。平均出生体重の2倍で産まれたブライアンは、これまでにビクトリア州で産まれた最も重い赤ちゃんだった。記事によれば、彼はオーストラリアで産まれた最も大きい赤ちゃんの1人でもあった。
 

彼の体重は36週目の時点では9ポンドだったため、出生時の体重は最大でも11ポンド程度ではないかと思われていた。

コリガンは出産時を振り返り、「彼の肩が引っかかってしまい、とても怖かったです」と語った。彼女の出産を助けるために、病院中の医師らが呼び出されたのだという。

パニックに陥ったコリガンだったが、幸いにも妹と夫がそばについて彼女を落ち着かせてくれた。「彼らがいなかったらもっとパニックになっていただろうし、もっと怖かったと思います」

彼女はまた次のように語った。「それでも私は以前から自然分娩を望んでいましたし、前向きでいれば気力で乗り越えられると信じていました。ずっと大きくてぽっちゃりした赤ちゃんが欲しかったので、夢が叶いました」

コリガンは病院スタッフにも厚い信頼を寄せていた。「分娩室にいたスタッフはすばらしい方々ばかりで、私と赤ちゃんのために全力を尽くしてくれました。赤ちゃんの大きさにはみなさんとてもびっくりしていて、数日間はその話題で持ちきりでした」

Photo courtesy of Natasha Corrigan

こうして無事に産まれてきたブライアンだったが、あまりの大きさに新生児用のオムツや両親が用意した洋服はどれもサイズが合わなかった。

しかし彼の体重は産まれてから少しだけ減ったそうだ。「いまは大きい赤ちゃんの平均体重程に落ち着きました。現在の体重は約15ポンド5オンス(約7kg)です」

そして何よりもブライアンはすくすく成長しており、とても幸せな日々を送っている。

息子の誕生を経て、アボリジニであるコリガンはブライアンにもその伝統を受け継ぎたいと願っている。

「私たちは芸術やダンスを通して自分たちの文化を共有します。文化的知識や歴史を共有することで力強く生き続けることができるのです」

 

(大紀元日本ウェブ編集部)