白馬の寝姿にびっくり!  グーグルマップにも

白馬というと、頭の中にはさっそうとして優雅な姿が思い浮かびます。白馬は王子様を連想させるだけではなく、たびたび神話の中にも登場します。しかし今回ご紹介する白馬のタンゴは、人々の想像の上をいく存在。美しく自由なタンゴは、その型破りで馬らしくない行動によってネット上で人気者になっています。

ツイッターユーザー@mckellogs家の馬、タンゴはほかの馬とはちょっと違っています。mckellogsさんはネット上でこの馬の日常を紹介した結果タンゴは人気者となり、多くの人が彼に会い、写真を撮るために彼らの農場を訪れるまでになっています。 

タンゴが有名になったことで、家にはたびたびメディアが取材に来るようになりました。mckellogs さんがデジタルメディアMashableに語ったところによると、彼らの家では小さな時からタンゴとその母親であるルールーを飼ってきました。ただルールーはタンゴが大きくなる前に亡くなってしまい、近所に見習うべきお手本となる馬もいなかったため、タンゴのふるまいは普通の馬とは違ったものになってしまったのだろう、ということです。

いつもこの家の犬と一緒にいるせいか、タンゴの行動は犬に似ているそうです。例えば人が木の枝を投げると走って取って来る、エサの入れ物をくわえて持ってきて食べ物をねだる、など。それだけでなく、飼料桶を牧場に面した道まで運んで行って、通りすがりの人に食べ物をねだることまでするというのです(これはさぞかし効果があることでしょうね)。

一番奇妙なのは、この馬の普通ではない寝姿です。普通の馬は立ったまま寝ることができますが、タンゴは横になって眠るのが好きなのです。彼の寝姿はこれまで多くの人を驚かせてきました。いきなり馬が横たわっているのを見れば、誰もが「死んでる!」と思うことでしょう。

mckellogsさんによると、あわてて彼らの家にやってきて、茫然とした顔で「あの、馬が、死んでます!」と告げる人が後を絶たないそうです。知らない人に毎度事情を説明する面倒にたまりかねて、飼い主はついにこう書いた看板を立てました。「私は大丈夫、ただ疲れて眠いだけです。寝かせておいてください!」
 

ついにはグーグルマップストリートビューまでが、タンゴの寝ている写真を表示するようになりました。

美しくて人によくなつき、飼い主にかわいがられ、また知らない人にも愛想がよく触れ合いが好きなタンゴは、人と仲よく遊ぶのも好きです。
 

大雪が降った時、タンゴが凍えるのを心配した飼い主は急いで穀物倉庫の扉を修理し、タンゴを中に入れ寒さをしのがせようとしました。けれどもタンゴは大雪が降る草地に飛び出し、ずっと立ちつくしていました。飼い主はふざけて「この子は馬鹿だから」といいますが、タンゴが好奇心から引き起こしたこんなおかしい行動が、彼のことを好きな多くの人々の心をつかんだのです。

カメラを向けると、タンゴは大笑いしたり、変顔をしたりします。こんな彼の面白いところがたくさんの人に愛されています。 

Mckellogsさんは、自分たちは辺鄙な田舎に住んでいるのに、多くの人たちがタンゴに会いにやってくると話します。中には彼に食べものをやるためだけに毎日通ってくる人までいるそうです。タンゴの魅力はかくも絶大なのですね!

 

(大紀元日本ウェブ編集部)