ペンシルベニア州公聴会「郵便投票でわずか1%がトランプ氏」証人が不正を指摘

2020/11/28
更新: 2020/11/28

サイバーセキュリティ専門家のフィル・ウォルドレン(Phil Waldren)氏は11月25日、大統領選挙の不正に関するペンシルベニア州上院多数政策委員会の公聴会に証人として出席した。最大で120万票の投票記録が失われた可能性があると述べ、さらに専門的な調査が必要だと主張した。

ウォルドレン氏は30年以上の従軍経験を経て、米国防総省の情報分析、軍事航空、兵器処理および戦略的計画を専門としている。現在、同氏は戦闘および防衛訓練会社の創設者兼最高経営責任者(CEO)を務めている。

ウォルドレン氏のチームは選挙の投票機が工作されうる問題について2年間調べている。また、今年の8月からは米国における選挙での投票システムの問題を研究している。

ウォルドレン氏は、自身のチームの他にも多くの組織が「投票システムには問題がある」と結論づけていると語った。

ペンシルベニア州、120万票が改ざんまたは不正の可能性

ウォルドレン氏は、ペンシルベニアの公聴会で、バイデン氏の得票総数の「急増」に注目すべきだと述べた。​この急増は、期日前投票や投票終了後に加えられた郵便投票を示しているという。​「機械的に不可能なはずの投票が処理されている」と述べた。

同氏はまた、「郵便投票による投票用紙のスキャン、票の写し、および操作された投票などの問題があったかどうか判断する方法は十数種類ある」と付け加えた。

「過去22日間で、ペンシルベニア州では120万もの票に改ざんまたは不正があったと私たち技術者は考えている。さらに、機械およびソフトウエアに対して、さらなる科学的および技術的な分析(forensic)を行うことで、ペンシルベニア州の市民がどれだけ権利を侵害されたかがわかるだろう」と述べた。

トランプ陣営の弁護士ルディ・ジュリアーニ(Rudolph Giuliani)氏は、異常な票の急増を示すグラフから、投票機が90分間に60万4000票を数えたとし、「これは誰に投票されたものか」とウォルドレン氏に聞いた。同氏は「60万4000票のうち、約57万票がバイデン氏、3200票強がトランプ氏だった」と答えた。

このとき、ゲティスバーグのウィンダムホテルで開かれた公聴会会場では笑い声が聞こえた。郵便投票でわずか1%がトランプ氏に投票した計算になる。

ウォルドレン氏はさらに以下のように指摘した。「米国とペンシルベニア州の投票システムは、不正操作できるように作られている」「これらの選挙システムは世界中で選挙結果を改ざんできるよう利用されている。例えばベネズエラ、イタリア、アルゼンチン、シンガポール、そして2週間前のボリビアの選挙でも利用された」と述べた。

ウォルドレン氏によると、ドミニオン社の投票機器はインターネットや海外のサーバーに接続され、運用管理者や外部から脅威をもたらす者は、投票記録の変更または削除、割り当て、移転ができるという。

また、多くの専門家は、これらの機械が簡単にハッキングされ、操作できると警告する報告を発表していると付け加えた。

「これらの投票システムサーバーには悪意あるソフトウエアが存在する。外部からの人物が選挙区内の全てのスタッフのパスワードとログイン情報を取得できる。これではパスワードや銀行口座をダークウェブ(訳注・違法取引サイト)に公開しているようなものだ」「宝くじのように、組織的な操作をする人のほうが勝つに決まっている。数字も得票差も全てコントロールできる、ということだ」

隠された250万件の選挙データ

ジュリアーニ弁護士は公聴会で証人のウォルドレン氏に対し、「ペンシルベニア州アレゲニー郡とフィラデルフィアの郵便投票」について尋ねた。

「182万3148通の郵便投票が送られたのに、なぜ最終的に集計された郵便投票用紙が258万9242票もあるのか? この約70万票の不一致は何か」と質問した。これに対し、ウォルドレン氏は「州政府ウェブサイトを確認する必要がある」と答えた。

「私たちのネットワークチームは、認証されたハッキング技術を駆使して、州務長官のウェブサイトから情報収集した。今朝(11月25日)11時まで、臨時投票および郵便投票の情報をみているが、数値はずっと変わり続けている。昨夜も変更された」。しかも、州政府に公開されていた258万票あまりの投票データは最近、取り下げられており、確認できないようになっているという。

(大紀元日本語ウェブ)

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