【紀元曙光】2020年12月29日

今、真っ先に必要なのはワクチンなのか。治療薬なのか。
▼もちろん、どちらも有効で、安全性が十分証明されたものでなければならない。ワクチンにせよ、治療薬にせよ、良い結果を出すため人体に投与するものであるから、そこには人間としての「最高度の誠実さ」が求められる。
▼中共ウイルスによる代表的な感染症である「中共肺炎」と最前線で戦う医療現場では、どちらも早急に必要としているだろう。目の前の重症患者を何としても助けたい。ゆえに安全で有効な治療薬がほしい。患者をこれ以上増やすわけにはいかず、また医療者自身も感染するわけにはいかない。ゆえに確かなワクチンも必要だ。
▼小欄の筆者は、もちろん医学的知識はもたないが「中国共産党だったらワクチンと治療薬、どちらを先につくろうとするか」は大方想像できる。ワクチンであろう。
▼なにしろ不安にかられる大衆に広く投与すれば、それだけ早くカネが儲かるからだ。中国製ワクチンを投与して、それでも運悪く感染して死亡したら「本人に持病があったから」で済ます。副作用で死亡しても同じ言い逃れをする。まぐれでウイルス感染しなかったら、本当に効き目があろうがなかろうが「我が中国のワクチンは世界一だ」といって、世界各国に売り込もうとする。売れなければ、アフリカの国々に押し売りするだろう。
▼大紀元の報道によると、中国当局は、まだ試験段階にあるワクチン5000万回分を感染リスクの高い市民に「義務づけて」投与するという。ほとんど動物実験にちかい。まさか無料ではあるまい。カネは当然とるはずだ。